各高校の数値の説明をしやすいように、上記のようなノートを作っています。このシリーズでは、このノートを使って湘南藤沢鎌倉茅ヶ崎地域の学校を紹介していきたいと思います。
この一覧図だと黄色の地域ですね。特色が豊かで、他エリアからの流動も多い人気エリアです。
今回は、「鶴嶺高校」について説明していきたいと思います。
鶴嶺高校
詳細エリア:茅ヶ崎
最寄駅:茅ヶ崎駅バス7分 北茅ヶ崎駅徒歩12分
HP:https://www.pen-kanagawa.ed.jp/tsurumine-h/
YouTube:かなチャンTV
鶴嶺高校は、県からグローバル教育研究推進校の指定も受けている国際色豊かな学校です。海外帰国制の特別募集や海外の学校との姉妹校提携も行っており、異文化交流が盛んです。
行事では、ラストにみんなで浴衣を着てサザンのTSUNAMI(僕が見に行ったときはそうでした)でフォークダンスを踊る体育祭が有名ですね。浴衣の着付け教室もPTA主催で行われます。文化祭も賑やかです。茅ヶ崎北陵高校との部活動対抗戦もあります。一昨年あたり、「行事が減る」と話題で、人気が下がったことがありました。
立地は、あまり良いとは言えません。茅ヶ崎北陵の回でも申し上げましたが、僕の愛する単線の相模線沿いです。駅からもそこそこ歩きます。行事見学の帰り道に暑くて耐えきれなくて、駅前の中華料理屋さんで冷やし中華を食べた思い出があります。校門は、昔CMでも使われた湘南感溢れる感じですが、海までは結構遠いです。
留学やボランティアに興味がある方にはオススメの学校です。人数が多いのも特徴の一つ。
鶴嶺高校の合格実績
それでは次に、合格実績を見ていきましょう。
国公立大学へは浪人生含めて毎年一桁の合格者数。ボリュームゾーンは神奈川大学や東海大学になりますね。指定校には上智大学や東京理科大学など難関私立大の名前もあります。早稲田大学や慶應義塾大学が実績に挙がる年もあり、SOFTS(七里ヶ浜、大船、藤沢西、鶴嶺、湘南台の湘南地域中堅校)の中では偏差値的に入りやすい高校ですが、実績では頑張っている感があります。この辺り、大学受験ではほぼ必須の「英語」が強い高校というところが功を奏しているのかもしれません。
専門学校に進学する方も10%以上います。短大や就職をする方も。この辺りは自由度が高そうですね。
SOFTSや他の高校との比較は『湘南藤沢鎌倉地域公立高校の大学合格実績をまとめて比較してみた』の記事をご覧ください。
2021年度の入試動向
2021年度の入試についても見ていきましょう。
上記資料の下の部分にある表は、全県模試さんのデータを載せてあります。鶴嶺高校を志望した子たちの内申や偏差値ですね。資料の上の方にある合格者平均と比べると、どのあたりがボーダーになっているのかがわかりやすいです。
合格者内申平均は、105。オール4が108ですから、オール4が一つの目安になりますね。合格者学力検査平均は324点。ただ昨年は入試問題が簡単で平均点が上がっていたので、大体310点ぐらいが目安でしょうか。1科目60点〜70点。英語は得意な子が多いでしょうから、平均点が高めの国語と、60点以上が取りにくい数学は大体みんな同じぐらいで、理社勝負になりそうですね。
内申が足りない、と嘆く方も二次選考があるのでご安心ください。ただ、鶴嶺高校の二次選考は少し特殊で6(学力検査):4(面接)なんです。8:2の高校が多いんですけどね。面接で逆転ありです。注意。
10月の暫定倍率は1.16。昨年よりは上がりましたが、なんとも低めの数字に感じます。立地なのか、近年の真面目化への移行の影響なのか。もういっそ普通科ではなく「国際科」などにした方が人気は出ると思うのですが、僕がとやかく言うことではないですね。2月頭の志願者倍率は、藤沢西や七里ヶ浜などからも流れてきて上がります。覚悟して、その中でもナンバーワンで合格するつもりで勉強に励みましょう。
併願先は、平塚学園(文理)、湘南工科大附属(アドバンス)、湘南工科大附属(スタンダード)、鵠沼(文理)、アレセイア湘南(進学)、平塚学園(進学)、向上(選抜)が多く選ばれているようです。
パッと目立ちはしませんが、湘南地域の中でも国際食という「色」がある人気校です。もう少しそれを活用できると超人気校になると思うのですが、僕がとやかく…。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
異文化交流はすごく魅力的。
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