【2021年度英語】神奈川県公立高校入試問題分析と解説(令和3年度)不退転の英語編


2021年度の神奈川県公立高校入試分析、社会数学に続いては英語の登場です。


英語は永遠のトップバッター。入試が始まって一番最初に出会うのが彼ですね。そして、偏差値上位層と下位層で一番差が開くのが英語という科目の特徴です。できる人はできる、できない人は本当できないという科目なのですね。


最近の平均点は、2018年度が56.1点、2019年度が49.8点、2020年度が49.4点。はたして今年はどうなるでしょう。そんな情報を踏まえて読み進めていただければと思います。



全体の傾向



うーん、結構悩みましたが、平均点は上がる(易化)のではないでしょうか。50点超えかな。


上位層にとっては簡単、中堅層にとっては3年の単語がない(注釈)分簡単、苦手な子にとっては変わらず、というわけで易化に落ち着くのではないかと。個人的にも文字数多めの傾向に慣れたこともあって、だいぶ簡単に感じました。



生徒たちからの声



「リスニングがゆっくりだった」→みんな言っていたけど本当?


「まさかのスイミングに驚いた」


「長文読みやすかった」


「最初だけど緊張せずに解けた」



解答と配点




配点は変わらずですね。


リスニングは21点分。大きいです。一部高校ではリスニングが不調で代替問題になったとか。当日一発勝負には受ける方も実施する方もハプニングがつきものですね。お疲れ様でした。


これも毎年のことですが、長文の配点が大きいことに注目です。英文を読む練習は、高校に入ってからも必要なことなので、この受験期に鍛えられると良いですね。


それでは問題を見ていきましょう。



問1リスニング



問1はリスニングテスト。これだけ見ても何のこっちゃでしょうから、台本を置いておきましょう。今年は9分51秒。問2からの持ち時間は40分9秒ということですね。ゆっくりだったというのは本当でしょうか。練習の成果かな。




問2 単語



問2は単語補充。今回は中3の単語は問われないということで、「どんなの出るかな」と楽しみにしていたんですが、(ア)「famous」(イ)「swimming」(ウ)「language」となりました。(ア)と(ウ)はuに注意でしたね。


(ア)は「たくさんの人に知られている」、(イ)は「他のスポーツ」「水の中」、(ウ)は「みんな話す」「英語」などがヒントでした。


英語をスポーツに喩えるなら、「文法」はルール、「単語」はフィジカルや運動神経です。単語が弱ければ何をやろうとも勝負になりません。今後も絶対に必要になるものですから、今のうちに集めておきましょう。



問3 適語選択



問3は適語選択です。


(ア)はご飯かパンかを聞いているので2which。僕は朝はパン派です。


(イ)は「見える」というニュアンスの動詞が入りますから1looks。大和駅のシリウスかな。


(ウ)は過去の一点の時制のお話なので3drank。遅刻寸前で走ってきたのでしょうか。


(オ)は二ヶ月間という過去から現在に至る線の時制のお話なので4haven't seenが入ります。


ここは得点源にしたいところ。根拠を持って選べるようになれているといいですね。



問4 並び替え(語順整序)


問4は日本一ハードとも言われている(6つあって不要な語句が1つある)並び替え問題


(ア)は「5人の中で一番上手いテニスプレイヤーは誰?」と訊きたいのでWho is the best tennis player of the five?となるでしょう。inが不要でした。


(イ)は「向こうでギターを弾きながら歌っている女の子を知ってる?」なのでDo you know the girl playing the guitar and singing over there?ですかね。恋の予感。


(ウ)は本を好きな理由を訊かれていますからBecause it is written through the eyes of a little dog.となりますね。これは確かに僕も読まねばならぬ本です(私、勉強犬と申します)。writtenと来たらbyと思っちゃいがちなので注意ですね。 


(エ)は「ドアを閉めましょうか」というカジュアルな表現です。Do you want me to open that door?となりますね。俗に言うwant+人+物事というやつです。これを丁寧にするとWould you〜になります。


神奈川県が大好きな間接疑問文は出ず。でも疑問文率が高いのは狙いがあるんでしょうかね。



問5 英作文



問5は英作文


条件はstudentsとwatchを形を変えずに使うこと。「週末家で家族と映画を見ていたのは何人の生徒」と訊きたいわけですから、How manyを使えばいいんですね。絵が可愛らしい。



問6 長文読解


問6は長文読解です。ここからは配点5点。大きいですね。今回のテーマは食品廃棄について。


(ア)は補充する文を選ぶ問題。(i)はおばあちゃんが机に残った食べ物について話しているのでC、(ii)はグラフに基づいて「彼らは残さない」につながる文を答えますからBが入りますね。(iii)は「小売業者が重要だと考えている、いつでも私たちに与えるもの」ですから話の流れとしてもAが妥当です。というわけで、6が答え。


(イ)はジョンレノンのイマジンでyou may sayの意味を理解している人にとっては朝飯前でしたね。あなたは言うかもしれない、◯◯と。でも…の流れですから、2が答えになります。


(ウ)は本文一致。時間がかかるやつです。「ハナコはスペシャルディナーにて出てきた食べ物をおばあちゃん家でも自宅でも(持ち帰って)食べた」と「ハナコはもし人々が食べ物の買い方を変えたら小売業者も供給の仕方を変えるでしょう」が正解なので、4になりますね。


読むの大変かもしれませんが、ここは無難に切り抜けたいところです。



問7 資料の読み取り読解



長文の中でも得点源にしたい資料の読み取り読解ですね。


(イ)の読み取りに使う(わからなくても影響はないですが)記事(Article)や表(Chart)の単語については問題の一番最初に出てきますね。


(ア)はエミリーの移動先を答える問題。寿司を食べて、博物館へ行って、お土産を買う。いい旅行ですね。丁寧に読んでいって是非とも正解したいところ。4です。ちなみに平塚市博物館の近くには三崎寿司さんがあります。


(イ)は謎のサッカー選手カナガワタローさんについての問題。ネーミングセンスは置いといて、いい人生です。32歳の文の次に2年後という記載があって、夢が叶ったとあるので、前述の夢(5サッカーコーチ)が答えになりますね。ちなみに、神奈川県のHPにはカナガワきんたろうがいます。



問8 会話文読解



さぁ、ラストです。会話文読解。まずは登場人物の把握が大事です。今回は高校生の3人と先生が会話するようです。内容は図書館でのお仕事について。何やら面白そうです。


途中で一週間の時間の変化もありますからね。前半と後半と名前をつけて解説をしていきましょう。


(ア)はタイムテーブルを選ぶ問題。ア群は前半の読み取り。線後の本文中の「掃除で始まり」「戻ってきた本を本棚に入れるで1日が終わる」「(子ども向け)プログラムは掃除の後」「昼前に返却された本の回収」「午後に親向けのプログラム」といったヒントからBだとわかります。イ群は後半から読み取り。「掃除の後親向けプログラム」「子ども向けプログラムの前に本回収」「本棚返却は昼前」のヒントからXだとわかります。よって3。


(イ)は、傍線がThatつまり「うまくいかなかったら次は方法を変える、良くないとこを見つけて違う方法に挑戦する」というナオトの言葉を指しているので、1。いいこと言うな、ナオト。これって勉強も同じね。


(ウ)は本文内容一致。ここまで読み込んできたらスムーズに解けるかな。「子どもたちは図書館の週末プログラムで良い経験ができる」「3人は子どもたちの顔を見るべきだと学んだ」とあるのでaとeが答えになりますね。ちなみに、こういう問題の練習時には他の選択肢がなぜバツなのか理由を探して答えられるといいですね。是非やってみてください。



まとめ



トップバッターの英語、ポイントはやはりリスニング長文ですが、ややこしい部分もあって苦戦した子もいるかと思います。


長文までになるべく多くの時間を残したいですね。問2から問5までを6分〜10分ぐらいで解けるといいと思います。不明な単語が1つ2つあっても読み進められるように、普段から練習を積んでおきましょう。


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塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。