食事を終える。食器を流し台まで持っていく。「後で洗おう」とそのまま置いておく。
これ、実は無駄にエネルギーを消費していることになるんです。すぐ洗っちゃった方がいいんです。以前、意志力の記事でも説明しましたね。やることを残すと、頭の中の「やらねばリスト」が開きっぱなしになっていて、集中力を削ったりエネルギー食ったりするわけですね。最近だとメンタリストのDaigoさんも同じことを言っていたと聞きました。
他にも、「すぐやる」ということは、長期的に見れば未来の自分を助けることが多いです。時間には限りがありますから、そりゃそうですよね。でも、意志や心のパワーって目に見えないですからね。どうしても損な使い方をしてしまうんですよね。そして、これってもちろん勉強にも関係してきます。
例えば、日々の勉強とテスト前の勉強がそうです。「勉強はテスト前にまとめてやればいいや」なんて子の多くが、テストでなかなか思うように結果を出せないことは簡単に想像つきます。
逆に言えば、成績が良い子たちは、無意識的にも、「日々の勉強が大切。それを大切にした方が後が楽」ということを知っています。だから、授業中で多くのことを頭の中に入れてしまうのです。その方が長い目で見たら楽ちんなわけですから。そうしてどんどん差がついていきます。
この「後が楽」ということに気付けると話は早いのですが、僕ら弱い人間はどうしても今の楽に負けてしまいます。周りがいくら言っても、本人はなかなか「今の楽」より「後の楽」をとった方がいいということに気付けないんですよね。だから、行動がなかなか変わらない。
成功体験か痛い目を見るか、どちらにしても自身にとって大きな体験がないと、なかなか行動変容までは至りません。それぐらい、瞬間瞬間「楽をしたい自分」に打ち勝っていくというのは難しいことなのです。特に自分に負けっぱなしの人にとっては。
結果、日々日々自分に勝つ人と負ける人の間には、どんどん差がついていきます。有名な1.01と0.99の法則というお話がありますね。
毎日を101%で生きる人と99%で生きる人だったら、1年後には天と地ほどの差がつく。毎日を1.01で生きる人が365日を生きると、1.01の365乗で約38。一年前に比べて38倍の成長をする。毎日を0.99で生きる人は、0.99の365乗だから約0.025。弱ってしまう。日々の頑張りの差が、未来の大きな差になる。
教訓じみたお話ですが、イメージはつきやすいです。でも、毎日を1.01で生きることがどんなに難しいか。
ただ、シンプルに考えれば、すべての答えは「やる」ということに尽きます。とりあえずやってみる。やればやる気は出てきます。やってみて、うまくいかなかったら、うまくいかない原因を考えて、工夫してみる。工夫を続けて習慣化して、もっとやりやすくする。なかなか自分でそれを実行するのが難しいなら、人の力や人の目を利用してもいいですね。塾やオンライン自習室ってそのためにあるのかもしれません。
やり続けるコツは、最初の「やる気」と、それ以降の「仕組み」です。この辺りはまたいつかお話ししたいと思います。
まとめます。書き損なったものも入れておきます。
今楽をするより未来での楽を選ばないと損をしてしまうかもしれない理由
- 結局頭の中でエネルギー使う
- いつの間にかその物事において大きな差がつく
- 成長速度にも差がつく(普段からかけている負荷の違い。筋トレと同じ)
- 時間の使い方でも差がつく
- 未来を考える力でも差がつく(多くのことは未来のことを考えながら実行していく)
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
今楽をするより、未来での楽を選ぼう。
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