国語辞典を眺めているのが好きです。
言葉の大海原に舟を浮かべた感覚で、思うがままにあっちへ漕ぎこっちへ漕ぎ、そこに記された古きも新しきも混じった言葉たちを楽しむ。ポーネグリフ読んでいる感覚です、少しだけ。
今春も中学生の教科書が改定されるということで、それを名目にいくつか辞書を購入しました。その中の一つが上記の旺文社さんの標準国語辞典です。辞典界でもベテランの旺文社さんの辞書ですから安心です。
まぁ、もちろん辞書自体も良いのですが、正直に言うと、惹かれたのは付録です。この国語辞典には「あの人のこの言葉」というタイトルのミニ冊子が付録になっています。
ここには、辞書本文中の語義とは別に、詩人や宇宙飛行士や科学者や作家やミュージシャンの方々の独自の語釈が綴られています。
メンバーは、江國香織さん、三浦しをんさん、齋藤孝さん、松任谷由実さんなど超豪華。各々の「ことば」の解釈など、職業柄が出ていたりして面白いです。
例えば、横浜創英中学・高校の校長に就任された工藤先生のこんな言葉も。
こうそく【校則】生徒と教師が意識すればするほど、互いを不幸にしてしまうほとんど意味のない無駄なもの。
こんな具合なものですから、同じ言葉でも千差万別、そんな十人十色を楽しみながら読んでいます。こちら、おすすめの一冊です。
どれどれ、つられて一つ僕も考えてみようかしら。
ことば【言葉】時間や場所や状況を超えて、人と人をつないだり離れさせたりするもの。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
今日も言葉を大切に生きていこう。
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