先日こんなことを呟きました。
「暇だから勉強しよ」の威力。
— 勉強犬🐶第二の家 (@homekobetsu) April 4, 2021
これは実際に生徒がした発言なのですが、その子は習慣も完成している成績優秀者。いつもしている勉強に加えて、さらに暇を見つけたときに「勉強すること」が選択肢の上位に来ることに驚いたわけですね。
確かに、勉強ってコスパいいんです。今の日本では勉強していて損をすることってそんなにありません。だから、やるに越したことはありません。その辺り子ども達も分かってはいるかな。
その話をマッチョマンの友人にしたら「筋トレと似てるな」って言ってました。どうなんでしょう。
でも、「分かってはいるけどなかなかできない」ってのも筋トレと同じかもしれませんね。
それでは本日は「暇だから勉強しよ」となるためにはどんなことが必要なのか考えてみましょう。いくつか挙げてみます。
勉強が嫌いではない
勉強が好きまではないかなくとも、勉強が嫌いじゃないってことは重要ポイントですよね。
ネガティブな感情があるものには腰が重くなりがちです。わざわざ暇な時に手を出そうとは思いません。
だから、「嫌いじゃない」って気持ちは大事。でもどうすれば「小中学生が嫌いなものランキング」があったら上位に君臨するであろう勉強を嫌いじゃなくせるのでしょうか。
嫌いじゃなくすための一つの方法は、相手を知ることです。相手を知るためには接触しなければ。そして、そこでなるべく多くの成功体験を得ることです。これでポジティブな気持ちを手に入れることができます。
ただ、次に説明するものが備わっていないと、いくら接触してもなかなかその感情は変わりません。
勉強の価値がわかっている
その「もの」とは、「勉強は大切」という価値観です。
これは幼少期から蓄積されたいろんな言葉や経験から湧き出るものなので、なかなか意図して持ってもらうことができません。
この価値観が根底にないと、いくら触れても、どんなに成功体験を手に入れても、「嫌なもの」は「嫌なもの」のままで居続けてしまいます。
もちろん、勉強はしなければならないものではありません。日本ではそうは思えないですが、贅沢品は贅沢品です。確固たる意識と覚悟があれば、勉強しない人生だって大いにありでしょう。でも、意識も覚悟もない「嫌なものだからやらない」というのは、寂しすぎますし、機会損失にもなってしまうと思います。
たとえ自分の子どもであっても、人の価値観を変えるのは難しいことですが、価値観というのは意図しないところでたった一瞬で変わってしまうこともあります。パラダイムシフト(発想の転換)なんて風に呼ばれたりしますね。
例えばこんなお話があります。
あなたは電車に乗っています。その車両に子ども三人を連れたお父さんが乗ってきました。子ども三人ははしゃぎまわっているのですが、お父さんは全然注意しません。あなたも、周りのお客さんも、少しイライラし始め、ついには近くにいたおじさんがお父さんに注意しました。するとお父さんは言いました。「え、あ、すみません。さっき妻が事故で亡くなったと連絡があって…どうしたらいいか…頭の中が真っ白でした、すみません…」。
人の感情や価値観は一瞬で変化するものです。「勉強に対する価値観」もいつどこで何がきっかけで変化するかはわかりません。
時間の使い方を自分で選んでいる
このブログでも何度もお伝えしていますが、時間とは命のこと。
僕らの命は有限で、二度と戻ってはきません。
だから、大切にしなくちゃね。のんびりぼんやりする時間が無駄だということではなくて、その手前でその行動を選択しているのかどうかが重要なんですよ。自分で選んでいるかどうかがね。やらされるって最悪ね。つまらないし、自分の人生を誰かに使われているってことだからね。
時間とはその時その時たった一つだけのものだから、同じ時間の中でAをやればBはできません。それを何も考えず誰かの思惑通りに動いて、後から「損した」と思うことがないように、人生を過ごしてほしいものです。
受動的にではなく、能動的に。どうか自分の人生を目一杯活用してくださいね。
「暇だから勉強しよ」
勉強した事実より、自分でそのことを選択できるあなたが素敵です。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
まぁ、とんちみたいになっちゃうけど「暇」も必要ですね。
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