「子どもが低学年のうちに気をつけたほうがいいことってありますか?」という質問をよく受けます。
とにかく遊ぶこと。体験をすること。(なるべく)目を見て会話すること。学ことの価値づけ。それに、何かに熱中することがいいみたいですよとよくお話しています。個人的意見です。
なぜ何かに熱中しているのがいいかというと、何かに注ぐエネルギーが増えるからです。好きなものでエネルギーを使うことを覚えておけば、後々やらねばならぬことにそのエネルギーを注げます。
もちろん矛先を変えることは簡単なことではありません。エネルギーがいくらあっても、それが勉強に向くかどうかはわかりません。他の人がコントロールすることは難しいです。
ポケモン150匹以上言えるけど勉強苦手な子。AKB系のアイドルの名前いっぱい言えるけど勉強苦手な子。たくさんいるでしょう。それは多くの場合、勉強にエネルギー使ってないからです。
でも、ここで大事なのは、そのエネルギーの使い方を決めるのは周りではなくて、本人だということです。たとえ向いて欲しい方向があっても、周りはさりげなく誘導することしかできません。無理に向けようとしても逆効果になるのはイメージつきやすいですよね。
では、誘導はどうしたらいいのでしょう。簡単です。もしも僕がAKBグループを全員覚えなければいけないとしたらどうするでしょう。とりあえずAKBグループ好きな人と一緒にライブに行ったりDVD見たりします。対象を好意的に知ると、段々と興味が湧いてきます。そしたら覚えるのは楽です。
もしもあなたが誘導したい誰かがいたら、どうしたらそのものに興味関心を傾けてもらえるか考えてみましょう。好きなものと繋げる?自分が楽しそうにやる?腕の見せ所ですね。
どんな扉でも開ける鍵は、いつも子ども達の手の中にあります。僕らができるのは、そこに新しいドアを示してあげることだけです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
知らないことを知る喜びはどれも同じはずなのにね。
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