僕らの脳は優秀です。
いつだって脳は僕らの思っていることをなるべく実現しようと動いてくれます。
例えば、「実は冷たいんだけど、熱いと思って触ったやかんからは咄嗟に手を離す」し、
「本当は同じ長さの横線もそう見えるからという理由で違う長さだと判定」します。
すべてあなたの思ったことを大切にした結果です。脳の働き方ってシンプルなんです。あなたの思い一つで、しばしば記憶も都合のいいように改ざんします。
そんな脳ですから、上手く使えば心強い味方になります。でも、なかなか上手に使えていない人も多いです。
例えば、この脳の仕組みを使用して、勉強が苦手な子はさらに自分で勉強をきついものにしている傾向があります。あえての修行なら構いませんが、そうじゃないならやめた方がいいです。
その一つが、「勉強は大変だ」「勉強はきつい」「勉強は辛い」と思って勉強することです。
脳はあなたの思い込みを大切にするんですよね。
勉強が実際に辛いかどうかはここではあまり関係がありません。消費カロリー量で見たらそれほどでもないでしょう。大事なのは、あなたの思いです。
「勉強は辛い」。あなたがそう思ってやるなら、脳は「勉強を辛くしよう、勉強を辛くしよう」と努力します。快を感じる分泌物質の分泌を抑えもします。充実感や達成感や成長感もなるべく得られないように励みます。「勉強は辛いもの」というあなたの思いを守ろうとします。
結果「勉強はやっぱり辛い…」となって続きません。やってないからもちろん結果も出ません。そして「勉強は自分にはできない」という思い持ちます。そしたら、脳は今度は「勉強をできないようにしなくては!」と頑張り出します。
これは喩えるなら、素の状態なら100mを8秒(世界記録)で走れるのに、重りをつけて走って15秒いかずに「私には才能がない」とスポーツを諦めるみたいなもんです。自分でそうしているのに、気付いていないのです。
勿体なくないですか。
そのままでいいのならもちろんそれで良いですが、変わりたいのなら、まずは心の中から変えましょう。
「私は勉強できる」
「勉強簡単」
「勉強大好き」
初めは嘘で思うだけでも構いません。それだけでも少し行動しやすくなるはずです。脳に協力してもらいながら勉強を続けましょう。
そしたら不思議、だんだん本当になっていきますよ。
お楽しみに。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
自分を上手にコントロールしましょう。
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