先日、『2分で読解力ドリル』という教材をご紹介しましたね。
その姉妹教材となるのがこちらの『5分で論理的思考力ドリル』です。その名の通り、論理的思考能力を鍛える問題が揃っています。
では、そもそも論理的思考能力とはなんでしょうか。辞書を引けば、「物事を筋道立てて考える力」と書かれていました。それを本書では5つの回路に分解して鍛えていきます。
スキャン回路…問題の本質を見抜く
クリエイト回路…新しい方法をひらめく
リバース回路…ゴールから逆算して考える
ノック回路…あらゆる可能性をすべて洗いだす
ステップ回路…解決に向けて手順を組み立てる
こうやってゲーム風にするの上手いですよね。
さっきまで嫌そうな顔をして数学の文章題を解いていた子が、休憩時間に意気揚々とこの本で問題を解いていて、なんだか不思議な感じです。見せ方って重要ね。
各問題の後にはヒントもあって、答えは別冊で、すぐに答えを見れない仕組みになっています。そうそう、答えを出すことよりも思考する過程が大切なんですよね。
大人が解いても面白い問題がたくさんありますよ。変に知識があると難しく考えてしまう問題もあって楽しいです。
「ちょっとやさしめ」「ふつう」「ちょっとむずかしめ」の三種類がありますが、考えることが好きな小学生なら「ふつう」から始めてみるのもいいでしょう。考えることに慣れていないなら、「ちょっとやさしめ」がオススメです。どうやって考えていけばいいのか、考え方の基本が学べます。
神奈川県のトップ校入試では「特色検査」という「考える」テストが実施されますが、その下準備にも良いでしょう。何より、「問題を解くのは楽しい」という感覚を得られるのは素敵なことですね。
一家に一冊置いといて、暇な人が解いていくスタイルもいいですね。あ、でも書き込みしたいなら人数分必要か。一冊でやるなら、図とか表とかノートに書く練習にもなりますね。
やらされるのではなく、やる教材として、楽しんでいただけたら幸いです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
何事も能動的にやる方が得るものは大きいよね。
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