君は、
いくつもの「頑張れ」に彩られて、
ここまでその歩みを進めてきた。
苦しくて手が止まる日も、
悔しくて涙してしまう日も、
苛々して誰かにあたってしまったり、
意味なんてない焦りを誰かにぶつけてしまう日もあった。
くしゃくしゃにした模試と、
夜食を前に泣いた夜と、
もうぼろぼろになった参考書と、
よく怒られた先生と、
感謝ばっかりの家族と、
喧嘩もしたけど支えてくれた友達と、
そのいつもどこにだって、
誰かが、自分が、いつも自分に声をかけていた。
「頑張れ」「頑張れ」「頑張れ」
何のための日々だったんだろう。
何のための苦しみだったんだろう。
何のための歩みだったんだろう。
何のための「頑張れ」だったんだろう。
それはね、
今日から始まる「これから」のためだよ。
そして、その「これから」が創る、未来のため。
結果は大事だけど、その結果より大事なものを、
もう君はいっぱい手にしているはずだから、安心して行ってきなさい。
だけど、だけどね、欲張りな僕らは、
君にはやっぱり最高の春がくることを期待してしまうから、
だから、やっぱりあえてこう言うんだ。
「頑張れ」
特別な言葉はいらない。
特別なことよりも、当たり前のことを大事にしてきたからね。
いつも通りで問題ない。むしろ、いつも通りがいいよね。
奇跡は、祈らない。
奇跡なんて起きなくても、
大丈夫な努力を君がしてきたことを僕らはみんな知っているから。
つまらなくても、ありきたりでも、
飾りもなくて、キラキラしてなくて、全然スペシャルじゃなくても、
シンプルで、普通で、そしてだからこそ強く響くこの言葉を届けたい。
「頑張れ」
2017 大学入試センター試験 開幕。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
それはゴールではなくて、新しいはじまり。
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