下克上受験の思い出とサイゼリア【中学受験について】



私は昔、どちらかといえば、中学受験反対派でした。

小学生のうちは遊べばいいじゃん!なんて思っていた頃もありました。

社会人になるよりも前の話ですが。



それが、今は中学受験生を応援する立場です。

私の考えも、その頃とは大きく変わりました。

中学受験は、選択肢を広げる一つの機会であり、

保護者や生徒にとって、それまでの人生を変えるチャンスでもある。

犠牲にするものもあるのかもしれないけれど、得るものもある。

どうすべきかは、人それぞれで違うんですよね。



いつか自分に子どもができたら、

公立がいい、私立がいい、なんて決めつけないで、

やっぱり家族や本人としっかり話をして、

歩む道を決めたいなぁと思った次第です。



さて、本題。







教室長時代、教室には多くの中学受験生たちが居りました。

神奈川御三家や麻布へ進学した生徒や(おお、ちょっと塾っぽい)、

小学校5年生で数Bの内容まで余裕といった生徒も居ました。

(各々の指導は、講師たちが本当に頑張ってくれました)



でも、中学受験、と聞いて、

今も真っ先に思い出す生徒は、

最初の模試(しかも受験用じゃない)の点数が6点からスタートした、

それこそ、「下克上受験」をしたAくんという生徒。



中学受験に必要な要素は、

・勉強嫌いでないこと

・勉強につまずいていないこと

・学習習慣

だと言われます。彼には全部ありませんでした。



ノートは取れない、宿題は忘れる、

教えたことは次回まで覚えていない。

当時、固定の講師と主任講師と、

彼のための深夜のミーティングを何度重ねたか。



それでも、試行錯誤しながら授業を進めて、

ちょっとずつ、ちょっとずつ、彼も成長していきました。

まず成果が現れたのは学校の勉強。初めての満点に、一緒になって喜びました。

だけど、中学受験は、その遥か上のレベルの問題が出ます。

残り半年、もう時間はそんなに残されていませんでした。



目つきが変わった!あ、やっぱり戻った。

できるようになった!ん?もう忘れた?そんな繰り返し。

毎日塾に来た夏期講習・冬期講習は一喜一憂の連続。

Aくんももちろん大変。私達も、正直大変でした。



そして、受験が始まって、一日目。

結果は不合格。予想はつきましたが、やっぱりへこみました。

二回目も、三回目も駄目。。暗雲が包みます。

そして最終日。Aくんを見送って、居ても立ってもいられない私たちは、

私の地元のサイゼリアで、待機をしていました。

(なぜ田名まで行ったのかが永遠の謎です)



鳴った電話。恐る恐る担当の講師が出ます。

一言、二言、三言。そして、ガッツポーズ。



その瞬間、

一緒に頑張った日々を思い出し、

よかったという想いが溢れ出し、

目からは、涙がこぼれました。

電話の向こうで、お母様も泣いていました。



男三人がファミレスで泣く姿は異様でしたが、

それだけ嬉しかった。そんな、思い出です。



そして今年も。



連日の試験が駄目で、

だけど、繰り上がり合格をした生徒が居ました。

もちろん本当は一発で受からせてあげたいんだけどね、

必ず受かる子と落ちる子がいるのが受験というもの。

特に中学受験の倍率は4倍以上がデフォルト。難しい。

でも、合格を勝ち取った。

電話をもらった教室長、教室で一人で泣いてましたよ。



その後、一緒にサイゼリア。

思い出話に花を咲かせて、

また翌日からの奮起を誓ったのでした。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

下克上受験、見てますよ。

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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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