スターマン「さぁ、STAR勉強法の最も大事なポイントと言っても過言ではない部分に入るぞ」
ゆうき「えーと、ここまでは、SET(準備)して、THINK(考え)て、だったよね」
スターマン「ゆうきBOYいいじゃないか、ここ数日間で会話が成り立ってきた印象があるね」
エアーマン「タシカニ、相手ノ求メルモノヲ返セテイルヨナ」
スターマン「そう、それこそが国語力なのだけど、それについてはまたいずれ詳しく説明すると思う。今回はSTAR勉強法のA、Actionだ!」
ゆうき「お、聞いたことある!」
スターマン「そう、アクション!つまり、【やる】ということだ」
ゆうき「これはわかりやすい」
スターマン「四の五の言っても結局やらねば成長しないわけだね。さぁ、それでは勉強のやり方をおさらいしよう。勉強ってなんだっけ?」
ゆうき「勉強は、新しいスキルや知識を手に入れること」
スターマン「素晴らしい。暗記できてるじゃん」
ゆうき「こんだけ繰り返せばそりゃ」
スターマン「これで自分は暗記できないわけじゃないってことを自ら証明したね。では、新しい知識やスキルをどうやって手に入れていけばいいかを説明していこう。まずはこの図をご覧あれ」
Actionやる図
スターマン「基本は勉強って、この左側からやっていけばいい。じゃあ、ちょうどゆうきくんがこれからやろうとしていたその英語のワークを使って説明していこうか」
ゆうき「まずは、覚える?」
スターマン「そう。そのワークの問題を解こうとすると、最初に説明部分があるよね。まずはその説明を理解して頭の中に入れておかなくちゃ。そこを見ながら問題を解くのはエア勉強だったね」
エアーマン「ヤッテモイイゾ、エア勉強」
ゆうき「嫌だ嫌だ。まずはこの説明を覚える。今回はbe動詞か。be動詞には3つあるのか。ふむふむ」
スターマン「まずは時間をとってしっかり頭の中に入れること。五感(触覚や聴覚や視覚など)を多く使える音読が効果的だよ」
ゆうき「繰り返し読んだ」
スターマン「では、本気で問題を解いてみよう。心構えとしては、失敗を恐れないこと。本気の間違いは、成長するための宝物だからね。どんどん行こう。あ、半ページ終わったら丸付けをしよう」
ゆうき「イエッサー!」
エアーマン「食料ガ減ル…」
スターマン「君そもそも幽霊だからご飯いらないだろ」 エアーマン「本当ダ」
ゆうき「できた!」
スターマン「では、丸付けをしよう。答えを見ながら正確に丸付けをするんだ。おっと、答えを赤で書くなんて意味のないことはやめてくれよ。やることはシンプル。正解には丸を、間違ったところや正解したけど怪しかったところにはチェックをつけていこう」
ゆうき「えーと、あー凡ミスしちゃった」
スターマン「おおっと、凡ミスは重大ミスだ。軽視しないように。だって、わかってんのに間違えるってヤバいでしょ。学校からの帰り道迷ったり、砂糖と塩間違えて料理作ったりしたらショック受けるよね。同じくらいショック受けて、二度としないようにして」
ゆうき「ええ、でも、どうやったら直せる?」
スターマン「重大ミスの原因は、大体理解不足か、問題がきちんと読めていないことにある。原因を突き止めよう」
ゆうき「あ、間違っているものを選びなさいだった」 スターマン「ほらね」
ゆうき「よーし、丸付け終わったー。お疲れー」
スターマン「ゆうきBOY、まさかここまででめっちゃ勉強したーとか思ってないよね」
ゆうき「え?お、思ってるよ」
スターマン「それは盛大な勘違いだ。残酷な現実を突きつけるようだけど、ここまではまだ勉強ですらない。ただのチェックなんだよ。だってほら、勉強ってなんだったっけ?」
ゆうき「新しい知識やスキルを手に入れること…あ!」
スターマン「そう、君はまだ何も得ていない。多くのものを得るのはここからだ。自分の間違いに注目しよう」
ゆうき「5問間違えた」
スターマン「自力ですぐ直せそうなところは、もう一度解いてみよう。自力じゃ難しいところは、解説を見て、理解できるか考えてみよう。理解できたら解いてみよう。解説見てもわからない問題はさらに印をつけておいて、誰かに訊けるといいね」
ゆうき「解説読んでわかっただけで先に進んじゃダメ?」
スターマン「良い質問だ。実は【わかった】と【できた】って違うんだよね。まずは全部を【できた】の状態にすること。もちろんレベルの高すぎる問題は飛ばしてもいいんだけど、今回のそのワークならゆうきBOY全部いけそうだよな」
ゆうき「ああ、そっかー、playはbe動詞じゃなかった。あと、Sheの時はisだった。忘れてた忘れてた」
スターマン「では、チェックした問題をもう一度頭から解いてみてくれ」
ゆうき「了解!」
エアーマン「ナンダカ寂シイ…」
ゆうき「できた!えーと、丸付けも…完璧!」
スターマン「おお、できるじゃないか、ゆうきBOY!今君がやったそれこそが勉強だ」
ゆうき「大変だけど、なんか成長感」
スターマン「そう、勉強って大変だし、時間もかかるんだ。でも、それを続けていけば、必ず成長できるから安心してね」
ゆうき「その次にある【テスト】っていうのは?嫌な響きだけど」
スターマン「基本は今みたいな勉強を続けていくんだけど、人間って忘れるよね。だから、思い出すために定期的に自分テストをするんだ。多くのワークにはまとめページみたいにその機能がついているものもあるけど、それだけに頼らず、例えば今日やった内容を寝る前に自分で思い出せたりすると最高だ。なぜなら…」
ゆうき「記憶ってのは、思い出すたびに強くなるんだもんね」
スターマン「おお、ゆうきBOY、まさか私のセリフを奪うとは。成長したな」
エアーマン「今ミタイニ、勉強シタ内容モ、誰カニ説明デキルヨウナ状態ニシテオクトイインダヨナ」
スターマン「その通り。知識は、人に説明できるぐらいにしておくと忘れにくい。使えば使うほど使えるようになるってすごくない?物と違って、いくら使っても劣化することはないしね。知識は君の一生の武器になるんだよ」
ゆうき「一生の武器…」
スターマン「しかも、いくらあっても困らない武器だ。どんどん集めにいこう」
ゆうき「集めるためには、これを繰り返していけばいいの?」
スターマン「そうだよ。でも、安心してほしい。勉強って、やればやるほど楽になっていくから。その理由は後ほど説明するけど、今のゆうきBOYみたいに、やっと勉強始めた瞬間が一番辛いんだ」
ゆうき「え、それは助かる」
スターマン「そうだろう。ここから勉強を繰り返していくわけだけど、例えば、次に同じ範囲を繰り返すときには、もう全部解かなくてもいいわけ。どこを解いていけばいいと思う?」
ゆうき「そうか、チェックしたところ!」
スターマン「そう、一度間違えたところや怪しいところにはチェックをつけてあるわけだから、そこを重点的に解いていけばいいよね。負担も時間も節約できるね」
ゆうき「よーし、やる気出てきたぞー!」
スターマン「おっと、ゆうきBOY、大事なことを伝えておこう。勉強はやる気でやってはダメだ」
ゆうき「え?どういうこと」
スターマン「その理由は…次回!とにかく今回学んだ勉強の仕方を忘れないように、寝る前に復習しておいてね」
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