スターマン「というわけで、本日はゆうきBOYの学校に来てみました」
ゆうき「どういうわけだよ。それに、喋るな。バレるだろ」
スターマン「この目隠しマントがあるから大丈夫だよ。な、エアーマン」
エアーマン「我ハ元々人ニハ見エナイ」
ゆうき「なんであなたまでいるの」
スターマン「ほらほら、そんな突っ込みしてると一人で喋っている変なやつだと思われるぞ。今日は我々自由に見学させてもらうのでよろしく」
エアーマン「ソレニシテモ、綺麗デ良イ学校ダナ」
ゆうき「ま、まぁ、最近立て替えて綺麗らしいよ。エレベーターもついてる」
スターマン「え、エアコンも!ハイテクじゃないか」
ゆうき「宇宙人ってエアコンに驚くんだ」
友達「お、おはよーゆうき。そういや今日の1時間目、しげ爺の授業だぜ。めんどいよな〜」
ゆうき「ええ、時間割変わったの!」
友達「へ?この前先生言ってたじゃん。マジ、ゆうきいつもぼーっとしてっからなー。今日は保健室でサボってないで、ちゃんと教室こいよー」
スターマン「なるほどなるほど。ゆうきBOYはいつもぼーっとしているわけね。たしかに、昨年の内申見たけど【関心意欲態度】(2021年度からは主体的に学習に取り組む態度)めっちゃ悪かったもんね。あれはない」
ゆうきくん「勝手に人の内申見たの!?」
スターマン「コピーが机の奥底の奥底に挟まっていた。あれは塾へ持っていくようにお母さんがコピーしたけど結局持っていくのを忘れたパターンのやつだな。で、結局成績が上がらなくて塾もやめたと。うん、ダメダメだな」
ゆうき「だ、ダメダメって…前の話だよ」
スターマン「態度は能力じゃなくて、きちんと授業を受けたり提出物を出したりすれば手に入る成績だからね。まぁ、正直先生にもよるけどさ、あれだけ全部最低の成績じゃ、先生じゃなく明らかに君のせいだね。君を授業する先生に同情すら覚えるよ。もう、それすらできないんじゃ、成績を上げるなんて夢のまた夢。夢のまた夢のまた夢のまた夢。もう遥か遠い夢」(→内申とは)
ゆうき「いつになく厳しい…」
スターマン「SET(準備する)にも記してあったけど、学校のテストは学校の授業を基に作られるわけだから、学校の授業を真面目に聞かないってことは、ルールのわからないゲームを目隠しでやるみたいなものだからね」
ゆうき「そ、それはきついな」
スターマン「でしょう。最近せっかく勉強頑張ってるんだから、心機一転、学校の授業もちゃんと受けちゃおうぜ」
ゆうき「まぁ、頑張ってはみる」
・・・
スターマン「お疲れ様!死にそうな顔してるが、どうだったゆうきBOY」
ゆうき「つ、疲れた…でも、寝なかった」
スターマン「おお、偉い偉い。まだ勉強の体力もそんなにないから、授業も全部集中して聞くのは難しいだろうけど、寝ずに頑張った姿勢と意識は素晴らしい。これもだんだん楽になっていくよ」
ゆうき「勉強にも体力あるのか。最初が一番辛いんだよね」
スターマン「そうそう。今が頑張りどきだ。人間、変わろうとした時にはエネルギーが必要なんだよ」
友達「ゆうきー、今日はどうするー?遊び行くー?」
ゆうき「ああ、今日はやめとくー。やることあってさ」
友達「え、ゆうきがやること?マジ?大丈夫か?」
ゆうき「なんだその心配。また明日なー」
エアーマン「遊ビ、断ッタノカ?」
ゆうき「今日は疲れたし、今日の分の勉強やらないと」
スターマン「おお、素晴らしい。今のゆうきBOYになら、この話をしても良さそうだ」
ゆうき「ん?」
スターマン「STAR勉強法には実は裏メニューがある」
ゆうき「え?」
スターマン「それが、TIME(時間を大切にする)だ」
ゆうき「時間…」
スターマン「そう、時間っていうのは、君も私もみんな平等だよね。結局時間の使い方が、その人の人生になる。つまり、時間とは命のことだ。STAR勉強法もひたすら繰り返していくわけだけど、期日を設定してある程度のスピード感を持ってやらなければ意味がなくなってしまう」
ゆうき「た、たしかに」
スターマン「だから、今のゆうきBOYの決断はすごいと思うよ。もちろん遊びに行くのがダメってことじゃなくて、自分で自分の大切にする時間を選べたってことが素晴らしいんだ」
ゆうき「そ、それほどでも」
エアーマン「褒メラレ慣レテナイ」
スターマン「時間は常に限られている。だから、選択することが大事なんだよ。それができれば、遊ぶ時だって目一杯楽しく遊べるしね。あ、YouTubeでいい動画見つけたから後で見せる」(→時間の大切さがわかる壺のお話)
ゆうき「でも、ちょっと自分で自分を褒めたいかも」
スターマン「いいね、どんどん褒めなさい。STAR勉強法は、このTIMEを加えて、完成する。ついにSTARTするわけだ」
ゆうき「ダジャレ…?」
エアーマン「チョット寒イナ」
スターマン「もう知らない」
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
残り二話。
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