例えば、数学の問題を解くときのお話をしましょう。
よく捻られた文章題などを解くときには、段階を追って考えていくことが大切です。ときには、図を書いたり表を書いたり、式や思考を整理することも必要でしょう。
しかし、それをしなければならない時にも、ただただ呆然と問題の前で立ち尽くしてしまう人がいます。
これは、喩えるなら、十段の階段を一回のジャンプで登ろうとして、「できないなぁ」と首を傾げているようなもの。そりゃあ無理です。
階段は一段ずつ登りましょう。慣れてきたら二段三段ぐらい抜いてもいいですが、基本は一段ずつです。
数学の問題も同じです。
出てきた数値を整理して、関係性をメモしたり図表にまとめたり、思考の過程を書き出しましょう。そうそう、途中式もきちんと書きましょうね。そんな風に、一段一段を丁寧に登っていけば、最初は見えなかったゴールが見えてくるかもしれません。
「計算が苦手」って言っている人ほど、なぜか最初から二段飛ばしぐらいでやろうとしていたり、「文章題嫌い」って言っている人ほど、足を踏み出さずに立ち尽くしていることが多い気がします。
「苦手」なのも、「嫌い」なのも、創り出しているのは自分かもしれませんよ。
さぁ、まずは一段登ろう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
登った先でまた違う景色が見られるからね。
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