「また明日」
そんな当たり前の響きが、
当たり前じゃなくなる時、
わかることがあるんだ。
少し坂になっている通学路。
気持ちのいい風が抜ける校庭の樹の下。
誰かを待っていた階段の踊り場。
結局一度も入らなかった開かずの教室。
全部、明日からは思い出になっていく。
「ありがとう」
こんな日だからこそ改まって、
伝えたい言葉があるなら、
大切にしなくちゃ。
毎日作ってくれたお弁当。
急に真面目になったテスト前。
ノートの端に隠したラブレター。
相談ばかりしていた帰り道。
全部、明日からは思い出になっていく。
「また明日」
そんな当たり前の響きが、
当たり前じゃなくなる時、
忘れないでほしいんだ。
一生懸命になったあの日。
苦しくて逃げ出した夕暮れ。
傷ついて泣いた夜。
無意識に掲げたガッツポーズ。
全部、明日からは宝物になっていく。
「また明日」
そんな当たり前の響きが、
当たり前じゃなくなる時、
君の新しい物語が始まる。
今までと少し違う明日が来て、
戸惑ったり迷ったりする時も、
「君なら大丈夫」って教えてくれるのは、
これまでの日々、これまでの時間、これまでの全部。
不安はいつだって君を包むし、
悲しいことも苦しいことも確かにあるけれど、
「また明日」
そうやって乗り越えてきた今までの昨日までみたいに、
いや、昨日までよりももっと、
素晴らしい明日が君を待っている。
これから、君はそんな昨日までを味方につけて、
次の新しいステージに進むんだ。
最高の明日に出会いに行こう。
卒業おめでとう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
先日たまたま高校の同級生と会って思い出話に花を咲かせました。思い出って大事。
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