先日、中学生に古典の授業をしていて気づいたことがありました。
問題の本文で出てきた「宇治拾遺物語」。鎌倉時代に書かれた超有名な説話集なのですが、タイトルの見た目難しそうで、古文を読む前から「きっとわからない」と気持ちで負けている子も多い印象でした。
そんな中、「こぶとりじいさん」や「わらしべ長者」の話をしました。実はこれら、その宇治拾遺物語の中で描かれているお話なんですよね。すると、各々少しだけ取り組む姿勢が変わったような印象を受けました。
例えば、「嫌いなもの」と「好きなもの」が結びついた時、「好きなもの」に流されて、「嫌いなもの」がちょっと好きになった経験ってありませんか。ない方は華麗なスルーをお決めください。
「知らない」と「知っている」にも、それに近い効果があるんじゃないかなと個人的に思っています。
「知らない」に、「知っている」を足してあげる。そうすると、にょきにょきと興味の芽が生えてくる。
だからその為に、知る勇気を持って、どんどん新しいことを知っていかなくちゃね。
「知っている」ことを増やして、興味の引っ掛かりポイントをなるべく確保しておくって大事なことというお話でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「こぶとりじいさん」って、ちょっと太ったおじいさんのことじゃないからね。
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