このブログでも何度か、面接や作文では、【アンチ・クライマックス法】が効果的という話をしました。大事なことは先に言うということですね。
これはもちろん、コミュニケーションや授業においても同じです。その方がなんでもわかりやすいわけです。
逆に最後に大切なことを伝えるのを【クライマックス法】といいます。これは映画や本など、エンターテイメント向けの伝え方ですね。自己紹介でも、相手がこちらに興味を持っている時には、この方法の方がウケがいいのだといいます。
一つクイズを出します。ぜひ解いてみて下さい。ただし、口頭と同じで、問題文を読めるのは一回だけです。
バスに乗客が10人乗っています。
次の停留所で1人降りて3人乗りました。
その次の停留所では、誰も降りず、2人乗りました。
次の停留所は通過し、その次の停留所「市民病院前」では3人が降りました。
次の停留所ではバスは止まったけれど誰も降りたり乗ったりしませんでした。
その次の停留所では5人が乗ってきて、その次の停留所では3人が降りました。
次の停留所が終点で、全員が降りました。
さて、質問です。
「次の停留所」と「その次の停留所」の2通りの言い方をしていましたが、
「その次の停留所」と言ったのは何回ですか?
多くの人は乗客の数に注目をしていて、この質問に答えられません。
でも、この質問を最初にしていたらどうでしょう。多くの人が正解できるのではないでしょうか。
これが最初に情報を伝達することの重要なポイントです。「わかりやすさ」を求める場面では、【アンチ・クライマックス法】で、相手にイメージを持ってもらった上で説明をするように心掛けましょう。
大切なことは、先に言う。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
同じ内容でも伝え方で印象が変わる世の中だから。
0コメント