己の勉強力に自信のある猛者たちが今宵、
一同に集結し、その力や技を競い合う!
豪華絢爛、伝説対伝説のかつてないワンデイトーナメント!
その名も、天下一勉強会ィィィイイイイイ!!!!!
かつてないとは言いながら、
第5回大会という設定です。
こんにちは、大会プロデューサー兼司会進行の勉強犬です。
今回も多くの偉人の方にご参加いただきました。
本日はゲストにお越しいただいた、
前回優勝者のソクラテスさん(真ん中右から二番目)に話を伺いましょう。
「ソクラテスさん、今回は誰が優勝すると思いますか?」
「わからん」
ソクラテス…紀元前5世紀頃の古代ギリシアの哲学者。「無知の知」などで知られる。勉強力は常時100万前後。
そうですね、確かに誰が優勝してもおかしくないオールスター戦ですからね。
今回は過去最大級の豪華顔ぶれが奇跡的に揃いました。
ノーベル、レオナルド・ダ・ヴィンチ、エジソン、アインシュタイン、弘法大師などなど、
歴代の天才・偉人たちがここ、湘南台文化センターに集結しております。
各々の意地とプライドを賭けて、勉強力とその使い方を競います。
さぁ、会場のボルテージは最高潮です。
私の語彙も限界に近付いてまいりました。
ボロが出ないうちに、早速開会宣言に参りましょう。
今回の開会宣言をしてくださるのはわざわざ斉の国からお越しいただいた、
軍師・太公望(呂尚)さん(真ん中一番左)です。
開会宣言、お願い致します。
「釣りがしたい」
太公望…紀元前11世紀頃の古代中国・周の軍師、斉の始祖。釣りの逸話が有名。封神演義のモデル。勉強力は本気出せば80万を超える。
余韻に浸る間もなく、第一試合に参りましょう。
左上のブロックからロケットスタートです。
第一試合「アリストテレス」vs「プラトン」
なんと弟子vs師匠の構図となりました。抽選の妙ですね。
ちょっと地味な対決やりづらい対決になりましたが、注目しましょう。
まさに哲学の黄金時代を代表する両者の並び立つ姿は壮観です。
さ、まずはデータを見てみましょう。
アリストテレス…前4世紀頃の古代ギリシアの哲学者。万学の祖と呼ばれる。アレキサンドロス大王の家庭教師としても有名。勉強力は120万〜80万を推移。
vs
プラトン…前5世紀頃の古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子でアリストテレスの師。「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」らしい。イデア論が有名。勉強力は若かりし頃は100万をゆうに超えていたという。
両者一歩も譲らぬレベルの高さを誇るデータです。
さぁ、いい加減試合を開始しましょう。
試合開始直後からほとばしる二人の勉強力。
勉強力スカウター(特許申請済み)がはじき出した数字は両者100万超え。とんでもない数値です。
ランダムに選ばれる対決のテーマですが、今回のテーマは「問答」!
哲学者の二人にピッタリのテーマですね。
おっと、
まずは弟子のアリストテレスが先制攻撃。
「私は、敵を倒した者より、自分の欲望を克服した者の方を、より勇者と見る。自らに勝つことこそ、最も難しい勝利だからだ」
プラトンが返します。
「偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、 正しいことをこそ愛すべきなのだ」
アリストテレスが目を見張ります。
「その通りです師匠。なので私はあなたとではなく、自分と闘います」
アリストテレスがそう言って武舞台を降りたー!!!!!
あっという間の決着!
プラトンの勝利です!
観客席からは惜しみない拍手が贈られています。
これぞ哲学者の闘い。なんとも知的ですね。
インタビュアーがアリストテレスに駆け寄り、質問をします。
「こんな形で負けていいんですか?」彼は答えます。
「他人との勝負における負けは私にとって不幸ではない。ただそれがもし不幸と呼ばれるならば…」
少しの沈黙のあと彼はこう言い残しました。
「不幸は、本当の友人でない者を明らかにする」
名言炸裂。うーん、深い。
さぁ、今更ですがこの天下一勉強会の楽しみ方は、
次々に出てくる偉人たちのデータを覚えながら、
彼らの生身の言葉(名言のほとんどは引用です)に触れて、考えや勇気を貰い、
観客であるあなた自身の勉強力を高めるツールとして使うということです。
ええ、ええ。こんな前フリをするということは、
天下一勉強会、まだまだ続きます。
つづく…のか!?
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
勢いだけでやってしまいましたが、僕もまだあんまり意味がわかりません。
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