けっこう前にこの表を渡した生徒が、先日の歴史の授業中に、
「あ、北条時政って白いジャガイモみたいなやつでしょ!」と、
北条氏について熱く語っているのを見て、思わず訊いてしまいました。
「お、めっちゃ北条氏について詳しくなってんじゃん!何があった!?」
彼は「へ?」とそんなに驚くことなの感を出しながら答えました。
「え?こいつ変な顔してんのに偉いやつなのか、と思ってネットで調べた」
まさかの変な顔呼ばわり!
じゃなくて、まさかの自立学習!やるな、Oくん!
でも、現代はそういう時代なんですよね。
興味さえ持てばすぐに調べられる。答えを手に入れられる。
昔よりずっと簡単に、驚くほど早く、誰にでも、
分厚い辞書を持ってきたり、図書館に行かなくても、情報が手に入るのです。
加えて、私自身も気になったことをよくネットサーフィンで調べていますが、
そういう時の情報の入りようってなんだかレベルが高い気がするんですよね。
楽で簡単な上に、能動的に手に入れた情報は忘れにくいし、ちょっとした達成感も残る。
ということは、興味さえ持たせたら勝ちなんじゃないか。
そこがきっかけで、生徒たちが自分たちで主体的に学ぶようになったら、最強じゃないか。
勉強の内容をわかりやすく楽しく時に厳しく伝えることはもちろんだけど、
テスト勉強や志望校の合格に向けて的確な情報やテクニックを渡すことはもちろんだけど、
なるべく早くに興味をもたせることは、それらを越えて成果を出すパワーがあるんじゃないか。
そして、そのきっかけづくりはもちろん、
余裕とかすぐ行動に移すスピードとか自信とかをつけてあげたり、
調べる方法論などを教えてあげたりするのも大人の役目なんだろうな。
確かに、社会に出て仕事ができる人ってそういう力を持ってるもんな。
生徒の一言から、思わぬ気付きでした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
そして現代を生きる若者たちは、僕らよりもずっとそんな力に優れていると思う。
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