このフォント、見たことありませんか?
学校の英語のプリントなどでよく使われている、
「Comic Sans」というフォントです。WORDの中にも入っています。
可愛らしくて僕は好きなんですが、
英語圏ではあんまり評判がよくないそう。
googleで「コミックサンズ」で検索しようとすると、
「ダサい」という表記が目立って出てきます。
中には「most hated font」の声も。
有名だからこそ叩かれる、という節はありそうですが、
それにしても少し可哀想なぐらいです。
さて、そんな「Comic Sans」ですが、
知り合いの英語の先生からとっても学びになる話を聞けましたので、
共有がてらここに記しておきたいと思います。
その先生は学校で使うプリントに、
このフォントを使っていました。
「なんでこのフォントを使ってるの?」と訊くと、
予想もしていなかった答えが返ってきました。
「このフォントはですね、識字障害の人にも読みやすいフォントなんですよ」
識字障害(ディスレクシア)とは、
「字を読むことに困難のある障害」を指す通称。
学習障害の中で最も多い障害で、人口の3〜7%にみられるそう。
治療法は、患者の問題ではなくニーズに合わせた教育方法をとること
と、いわれています。
「Comic Sans」は一字一字にとっても特徴があるため、
ディスレクシアの方にとっても読みやすいフォントだということ。
治療法にある通り、まさにこの「Comic Sans」は、
【ニーズに合わせた学習法】を実現する一つのアイテムとして、
十分にその役割を果たしているのですね。
大変勉強になりました。
人はみんなそれぞれ「できる」「できない」が違うから、
やっぱり自分に合う方法を見つけられたら素敵だもんね。
子どもたちの「自分に合う!」を見つけるお手伝いをするのも、
きっと私たち大人の役割だから。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
知っていることも、知らないことも、どっちも大切だ。
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