教室では、新しい学年に向けて「あ、本気になったな」と思える子が増えてきました。
この「本気度」って、課題や勉強への姿勢から、少しずつ透けて見えるんですよね。これが見える子は、ほとんどの場合成績も実力も上がっていきます。そりゃそうです。
逆に、本気になれない子の成績は、周りの本気の子たちが上がっていく分、下がっていきます。これも当たり前です。
本気って、「がむしゃらにやる」ってことだけじゃないですよ。本気の子だって、ゲームや漫画や趣味を嗜みます。でも、「成績を上げる」「成長する」ということに本気なので、何からでも知識を吸収し、勉強に役立てていくのです。
この「本気になる」の部分、各々の子になるべく早くそうなってもらおうと我々大人は狙うのですが、これがなかなか難しいです。私も長いことこのお仕事をしていますが、狙ってうまくいく場合なんてほとんどありません。やる気スイッチは見つけて押しても長続きしなかったりするのです。
逆に言えば、これが小さい頃から備わっている子は、学力がどんどん上がっていきます。早くそのことに気付かないと、その差は大きくなるばかりです。いや、ほとんどの子はもうそれに気付いているんだけど、そうなれないのだと思います。
では、どうするか。
根気よく、声をかけ続けるしかありません。本人の腹落ちのタイミングがくるその時まで、何度も何度も何度も、勉強の価値や勉強の大切さを説くしかありません。きっかけになりそうなものを与え続けるしかありません。
きっかけは、どこに落ちているかわかりません。些細なことかもしれません。行きたい高校が見つかった、好きな子が行きたい高校に行きたい、周りの受験ムード、成功体験、失敗。どれもがきっかけになり得ます。
それを一緒に探していきながら、ようやく「本気」になった時に、必要なものを提供する。それが我々の役目でもあると思っています。
どうか、みんなが早めの自分の本気と向き合えますように。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「勉強部」も、その一助になれる仕組みになれたら最高です。
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