本屋で見て「え、最新作出たの!?」とわかりやすく驚いてしまいました。店員さんに見られて少し恥ずかしかったです。
でも、仕方ありません。あの超人気シリーズの第四弾が出ていたんですから。即買いです。本棚に並んでいると、生徒たちも喜ぶと思います(本を買うときの言い訳)。
今作だけでなく、今までのマスカレードシリーズも本棚にもちろんあります。一作目がマスカレードホテル。二作目はその前日譚となるマスカレードイブ。三作目はマスカレードナイト。そして四作目が今回のマスカレードゲームです。
一作目と三作目は映画にもなったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。木村拓哉さん・長澤まさみさん主演で、出演者の方々も豪華で、面白い映画でした。
マスカレードシリーズの著者は、あの超ヒットメイカー東野圭吾さん。そりゃ面白くないわけがないですね。しかも読みやすいからグングン読んでいけます。というわけで、東野さんの作品は読書に慣れていない小中学生にもオススメですが、ほとんどミステリーなので嫌いじゃなければ。
さて、ここで本日のメイン、マスカレードシリーズを簡単に説明すれば、刑事とホテルマンのバディものですね。ミステリー要素はもちろん楽しめますし、難解な事件を通してお互いを理解していく過程が作品の肝になっています。
今回の新作のあらすじはこんな感じ。
解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点は、その殺害方法と、 被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。 捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、 ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。 なぜ、またしてもこのホテルが舞台なのか ――。 警部となった新田は複雑な思いを抱えながら、 再びホテルマンに扮し、潜入捜査を開始する。 ホテル側の“お客様第一”というポリシーを尊重したい新田だが、 新たに捜査に加わったのは、犯人逮捕のためなら手段を選ばない切れ者の梓警部だった…。2人はぶつかりながらも、この難事件に挑む!
これを読んで「え?バディ変わっちゃうの?」と思われた方もご安心ください。そこは読者も安心の展開が待ち受けていると思います。
ただ、どうしても主人公の二人が出てくるとキムタクと長澤まさみがちらつくんですが、これはもう作者も意図して当て書き的な感じで描いてますよね。よりイメージが浮かびやすく没入感が増す気がします。そんなわけで映画で過去2作品をチェックしてから読むのもオススメです。
最後に、とってもありきたりな紹介ですが、予想もしないラストに期待し、文章に身を任せながら楽しんで読んでみてください。まだシリーズのどれも読んだことも見たこともない方は、今までのシリーズを通しで楽しむことで、一流ホテルにも劣らない極上の娯楽体験を経験できるはずです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
お楽しみに。
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