年末年始に実家へ帰ると、家にメンタリストがいました。
おもむろに並べられたトランプ。
「一枚選んで」と彼。
私が選んだ一枚を束に戻してシャッフルすると、
その彼は言いました。
「今からそのカードを強くイメージしてください。当てます」
そして見事、当てられたスペードの3。
私のイメージがよかったからでしょうか。
若干調子に乗り、次々とメンタリズムを披露する彼。
そのどれもがけっこうすごい。驚きの連続。
いや、もちろん芸もそうなんですが、それだけでなく、
喋りもなんだかプロっぽくて、驚きだったのです。
私の記憶では、彼は特別そんなことをするキャラではなかったのに、
職場でのパーティー等でも実際に披露し成功しているそう。
「え、成功の秘訣は?タネは?」酔っ払っている彼の隙をみて、
メンタリズムの真髄に迫ろうと私がそう訊くと、
「自分で自分を騙すんだよ」と、欲しいのとは違う答えが返ってきましたが、
まぁ、それはそれで良しとしましょう。いい言葉を頂けました。
要するに、自分で自分を騙して、
喋りや指先や見せ方を工夫しているということでしょう。
(私から見ると)内向的な彼が、威風堂々とメンタリズムを披露する姿を見せられたからか、
その言葉に重みと大いなる納得感を感じた私でした。
では、折角だからその学びを受験生たちにも活かしてもらいましょう。
もちろん、勉強を頑張るのは大前提の上で、その上で、
たった意識一つで、合格率が上がるなら、使わない手はありません。
受験だって多くのスポーツ同様に一発勝負。メンタルもとっても大事です。
ですから、もう最後の最後には、自分で自分を騙しましょう。
「俺、できるし。普通に合格するし」
受験本番当日、前が見れなくなった自分へ、
少しでも弱気が顔を出した自分へ、
焦って泣きそうになった自分へ、
極度の緊張感で手が震えだした自分へ、
精一杯の抵抗を、最大限の幸福なイメージを、マイナスを吹き飛ばす言葉を、
捧げましょう。
「俺、できるし。普通に合格するし」
科学的にも、
本番当日はポジティブな感じで吹っ切れるぐらいのほうが実力を出し切れるそうです。
さらに、メンタリズムにも練習は大切です。
基礎練習、応用の練習、やってみて荒が見つかったらまた基礎の練習。
その繰り返しで上達していくそう。
これって、勉強もまさしく同じですよね。
やることやって、本番当日は「私はできる!」と強気で勝負。
必要なことは、とってもシンプル。
ありがとう、メンタリスト!さようなら、メンタリスト!
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
トランプと言えば、こんなお話もありました。受験生以外でお手すきな方はどうぞ。
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