どの受験においても、自分の現在地や志望校への距離感を測るために「模試」が使われます。
神奈川県の高校受験では、「全県模試」という模試を受ける方が多いかと思います。あとはWもぎですかね。
どちらにしても、受けて「はいお疲れ」では非常に勿体ないです。今日はその使い方について説明をしていきましょう。返却された模試を手元に置いて読んでいただけるとわかりやすいかと思います。
1、一喜一憂し過ぎない
まず目がいくのは表面の点数や合格判定ですよね。ただ、春〜秋にかけての模試の結果で、あまりに一喜一憂するのはやめましょう。
当然、1月の模試の結果は志望校決定のために超重要ですが、春先の模試の結果を鵜呑みにしすぎるのも良くありません。実際にそこからグンと伸びてトップ校に合格する子もいます。落ち込んでいる場合ではありませんし、結果が良くて調子に乗りすぎるのも怖いです。
ですから、「なるほど、今の自分の立ち位置はこんな感じか。よーし、ここから頑張るぞ!」という感じで受け取れるといいでしょう。
大事なのは次のポイントです。
2、自分のできていないところに注目!
裏面にいくと、自分がどこで正解していてどこが間違っているのかの表を見ることができると思います。ここが超重要ポイントです。
まずあなたが考えなければいけないのは、(全県模試であれば)赤星がついているところです。これは全体の正答率が高かったのにあなたが間違えた問題です。まずはここをできるようにしていきましょう。なお、白星がついているところは正答率が低かったのに自分が正解した問題です。自分を褒めましょう。
赤星がない場合は、「自分ではできると思っていたのにできていない部分」を中心に勉強を進められるといいでしょう。
入試というのは何も100点取らなくてもいいのです。その高校を受ける人たちの中で相対的に良い点数を取ればいいのですから、自分の行きたい高校の目標点に合わせて、正答率高めの問題をきちんと正答していくことが大切です。
3、周辺知識もおさらい!
赤星のついているところをチェックしたら、早速そこの部分の学習を始めましょう。教科書、ワーク、何を使ってもいいです。
その際は、その部分だけでなく、その単元全体を復習できるといいですね。そうすることで、単元全体の理解を深めることができ、入試での得点源が増えていきます。
ただ英数国のような積み重ね科目の場合は、その単元以前に課題があることも多いですから、どこを勉強すればいいのか決めるときは注意しましょう。自力でその判断が難しければ、学校の先生や塾に確認してみるといいでしょう。
また、目標校に応じて、どこまで周辺知識をおさらいするのかも少し変わってきます。目標が90点と60点ではやることが違ってきますからね。その辺りは以下の記事も参考にしてみてください。
本日は、模試の使い方を簡単に説明してみました。
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折角だからフル活用。
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