生徒個々人に向けて簡単な2月のスケジュールを配っています。
多くの高校受験生にとって2月は勝負の月。出願変更があったり、私立の一般入試があったり、高専や公立高校の入試があったり、大切なイベントの目白押しです。
神奈川県の公立高校入試は、2月の14日。他の都道府県と比べても早めですよね。もちろん良い悪いはありませんが、毎年なんだか気が焦る2月です。
あ、ちなみにこのスケジュール、上とか下とか右にメッセージやら何やらあるのですが、個人向けなので本日は割愛しています。本日はこれを見せたら生徒たちに言われた一言や質問をまとめて一挙にご紹介。
「先生、2月で俺の運命決まるんだね」
スケジュールをもらった生徒がふと、そんな言葉を呟きました。
その声には、受験という大きな壁を目の前にした緊張と不安、そしてどこかワクワク感が秘められているような感じを受けました。
長い目で見れば、受験の合否が人生に影響するかどうかは人によって意見が異なることでしょう。
ただ、自分の頑張りでその運命を掴めるか掴めないかというギリギリの緊張感は、人生でそう何回も経験できることではありません。
ここで頑張れるかどうか。ベストを尽くせるかどうか。それは確かに彼らの未来の運命を決める指標になるのではないでしょうか。
ちょうどこの生徒へ宛てられた講師からのメッセージには「未来は君の手の中」というコメントがありました。そう、運命は君の手に握られている。そう考える事がモチベーションになるのなら、大いにフル活用しようじゃないか。
ベストを尽くせ!受験生!
「やばい。めっちゃ焦る。やばい」
こちらの生徒は動揺しまくりでした。
こういう生徒には、まず落ち着いてもらいます。気ばかり焦って手が動かないのは危険です。準備ポイントの3つを一つずつ丁寧に説明していきます。
講師からのメッセージには「やばい禁止」の文言が。やばいです、もうめっちゃ言ってます。
ネガティブな言葉は脳が反応して、ネガティブな考えを誘発しますからね。嘘でも言葉だけでもポジティブにしてみると、活力が出てくるかもしれません。
落ち着いたのを見計らって、講師がこんな言葉をかけていました。
「焦ったり不安っていうのは、受験が大切だから出てくるんだよ。受験が大切ってわかっている証拠だから、その気持ちを大切にして、手を動かす原動力にしてみよう」
素敵な言葉ですね。全国の受験生へ届いてほしいです。
「志願変更どうしようかな…」
情報を踏まえて、繰り返し練習を。
「まだあと一ヶ月もあるのか…」
決してネガティブな意味ではなく、「こんなに頑張る日々があとまだ一ヶ月弱も続くのはしんどい」という意味です。精一杯やっているからこそのこの言葉。
逆に捉えれば、まだあと一ヶ月弱も成長できる時間があるということです。大問一つずつ単位で見れば、まだまだできる部分を増やせる時期です。目標によって固める単元は変わってくると思いますが、どのステージに居たとしてもまだまだ高みへ行けるタイミングです。
最後の一秒まで、成長に貪欲になろう。最後のその時まで、ベストを尽くそう。
もしもその時に手を止めてしまう不安や迷いがあるならば、なるべく早く誰かに相談して、問題を解くことに集中できる環境と心持ちを自分で作ろう。そう、未来は君の手の中。
「ムーミンは出ますか?」
おそらく出ません。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
まだまだやれることがある。
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