作文祭に沢山のご応募いただきました。ありがとうございます。
本日はその中から一つ、生徒や非公開希望のものを除いて、いただいた作品をご紹介したいと思います。
早速、どうぞ☺︎
「Tomorrow Station」
手紙は、今より未来にいる誰かに向かって、書き、書いている今より未来に、届くもの。
そう、信じられるもの。
「いつかの、私へ」
お元気ですか。
私が選んだ、あなたのいる場所は、あなたにとってしあわせですか。
未来に、信じられる何かがあるとしたら、あなたです。
あなたがいる未来を、未来にいるあなたを信じています。
「いつかの、私へ」
あの時、私を信じてくれて、ありがとう。
あなたに会いに、また明日へ向かう。
お手紙、ありがとう。
感想
過去と、未来はつながっている。
ついつい忘れがちですけど、私たちの過去も、今も、そして未来も同一直線上にあって、しっかり結ばれているんですよね。過去の行動の結果が、未来になる。
この作品は、実は当たり前のそんなことを鮮やかに思い出させてくれます。
どこか懐かしい感のある写真、手紙という文字を使う過去的なイメージのものから、タイトルと言葉で、未来へと思考を飛ばしてくれる。なんだか気持ちの良い作品ですね。
「いつかの、私へ」
この文言が二つの意味を持って、文中で大きな役割を持っています。
過去の自分の前に立ち塞がる葛藤や不安や迷い、そこを突き抜ける信頼が、未来の自分に届いて、それがまたお互いの力となる。そこに紡がれた言葉たちの数々は、きっと読む人にも元気や勇気を与えてくれることでしょう。
素敵な作品をありがとうございました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
いつかの私へ、あなたは何を渡すでしょう。
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