こちらが問題と解答です。
これもまた、「基本的知識と国語力のある人」にとっては簡単で、「基本的知識と国語力があやしい人」にとっては難しい感じる問題でしょう。上位層の平均は上がるかもしれませんが、総合の平均点としては昨年よりもけっこう下がりそうです。
知識を活用するだけではなくて、まず前提として「知識を入れなくちゃ駄目だよ」というメッセージが込められているかのような問題でした。
問題を見た感想としては「懐かしいなぁ」という感想と「新しいなぁ」という感想。どっちやねんという感じですが、50点満点時代を彷彿とさせる問題が多かった気がします。また、新しいタイプの表の読み取り問題も出題されていました。
配点や出題のされ方に変更はありましたが、年号や時差、地形図の読み取りなど基本的な知識を頭に入れておかなければならないことに変わりはありませんでした。教育改革で求められる力が「活用力」とは言っても、使うための知識をまずはちゃんと入れておきなさいよって言われている気がします。
地震の話や歴史の政策、キリスト教の宗派など細かい知識も問われていましたね。新受験生はこの問題から学び、日本や世界の大まかな物語と併せて、地理の仕組みや人の名前や行われたこと、年号などを把握するよう心掛けましょう。
もちろん、国語力が問われるような問題も多かったです。まず文字数多いしね。選挙制度の話やインフレの話の選択は、大人でも勘違いしてしまうような問われ方で、自信満々で間違いを書いた子も多かったのではないでしょうか。
何度も繰り返しにはなりますが、「相手の求めていることを理解して返す力」である「国語力」の育成は、これからの(今までも)入試には必要不可欠です。それはコミュニケーションの源にもなる人生においても大切な力ですから、コツコツと自らの国語力を上げておきましょう。本を読んだり、人と話したり、国語の読解問題を解くことが国語力アップの近道です。
社会の話なのに国語に脱線していまいましたが、それほど日本で暮らす私達にとって日本語の力というのは必要なものなのだと思います。もちろん、その力だけではなくて各科目の知識もね。
それにしても、記述記述と世の中が騒ぐ中で、あえてそういった問題を減らして、なおかつ難易度を上げるとは、なんだか痛快な問題ですね。「やるじゃん神奈川県」と偉そうにこっそりポツリと言っておきます。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
古い過去問や模試の解き直しをしっかりしていた子はできていた印象。
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