不合格のあなたへ


入試という闘いには、合格者がいれば、不合格者もいます。


その不合格者の中には、「人生これで終わりだ」と悲観する人もいるでしょう。「もう生きていけない」と嘆く人も、「なんて自分は不幸なんだ」と悲しみに暮れる人もいるでしょう。


はたして、それは本当でしょうか。


かのアメリカ大統領リンカーンは、幾度となく失敗をした人物として有名です。


彼は小売店や農場経営など多くのビジネスで失敗をしました。選挙にも落っこちました。恋人も失って、神経症やうつ病にも苦しみました。息子を亡くしたり、妻が攻撃の標的となることもありました。


順風満帆ではなかった。こういう話をすると「いや、俺とリンカーンは違うし」という人もいるでしょう。そうです。違うのです。あなたは彼ほどの失敗をする必要がありません。


でも、知っておいてほしいのです。一度の失敗で、決して人生は終わらないことを。


日本には「急がば回れ」や「七転び八起き」といった諺もあります。「失敗は成功の母」という世界の偉人もいます。EXILEのATSUSHIみたいにオーディションには落ちたけど結果さらに売れるなんてこともあります(ちょっと古いかな)。


今ここであなたが通る道が、その瞬間は遠回りに見えても、その先の大きな大きな成功の近道になっていることを、今の時点では誰にも知る由がありません。


だから、そんな可能性を心の何処かに秘めて、こっそり、信じてみて欲しいのです。


絶望で目の前が真っ暗になったら、ちょっと外へ出ましょう。よく晴れた日に、ぶらり緑がいっぱいの道を散歩しながら、胸いっぱいに空気を吸い込んで深呼吸をしてみるのは気持ちが良いものです。


生きるのが辛くなったら、死に場所を探してみるつもりで旅へ出てみましょう。世界のあちこちで理や常識の違う社会や人に翻弄をされて、その広さに気付いて、いつの間にか悩みはちっぽけになっているはずです。


「もう生きていけない」と嘆くなら、多くの物語を片っ端から読んで聞いて知ってみましょう。喜びや楽しみや、きちんとした悲しみを知ることは、あなたが主人公の物語を大いに盛り上げてくれることでしょう。


一人で立ち上がるのが難しそうなら、人間はなかなか一人にはなれない生き物だと肝に銘じておきましょう。そっとSOSを出すだけでかまいません。全身全霊であなたの味方になってくれる人が、きっと近くにいるはずです。


塾で働く私がこういうのも何ですが、世界には、あなたの人生には、きっと受験の合否よりも大切なものが数多く見つかるはずです。


そのことが腹落ちし、再度闘う気力が湧いてきたなら、今度は徹底的に「自責」の考えで、なぜ結果が伴わなかったのかについて、分析をしてみましょう。


「自責」とは、自分に責任があることを認めることです。


対義語は「他責」で、これは他人に責任を求めることです。それをしているとなかなか成長は見込めません。


失敗について「自責」で考えることで、人は次に活かす武器を手に入れることができます。それはあなたの人生をより魅力的に輝かせる鍵になります。そしてそれは、勝者には与えられない、敗者だけの特権です。


勝負はここからだということを、忘れないでね。


受験、お疲れ様。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

人生には何度だってリベンジの機会がある。生きてさえいれば。

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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。