「マスターピース」とは、「代表作」や「傑作」のこと。
イメージがしやすいと思いますが、人でも企業でもなんでも、「マスターピース」を持っていると何かとうまくいきやすいです。
例えば、ユニクロのヒートテックやバルミューダのトースター、中村俊輔のフリーキックやマー君のスライダーみたいなもの。それがあるだけで目立ちますし、そのおかげで成長の機会も増えていきます。もちろん、勝負にも勝ちやすい。
それでは、そんな「マスターピース」を、勉強でも活用してみましょう。
勉強における「マスターピース」とは、例えば「得意科目」のことです。得意科目が一つあると、その他の勉強もとてもやりやすくなります。
得意科目があれば、そこで自分に合った勉強法を無理なく見つけられますし、テスト前の勉強の計画も立てやすいです。何より、人間できることのほうが量もできますから、得意科目はやっぱり得点も上げやすく、つまりは返された時に得意だと再確認したり褒められたりして、テンションも上げやすいです。次へのモチベーションになるわけですね。
「まだ自分のマスターピースが見つからない…」という子は、ぜひとも創ってみましょう。中学生のうちなら、創り方は簡単です。
とにかく毎日その科目に触れる時間をとることです。時間をかけることです。一日の時間は限られていますから、そのうちのなるべく多くの時間をその科目の問題演習に費やすことです。
たまに、勉強が苦手な子が塾に入る際に「5科目一気にやりたい」と燃えている保護者の方や生徒がいますが、ほとんどの場合あまりオススメしません。
まずは一科目、多くても二科目で「やればできるんだ」という感覚と成長の実感と勉強の仕方を学ぶことがオススメです。その他の科目へはそれが身についてから手を伸ばす方がいいでしょう。もちろん、個人差はありますが。
その方が、勉強における「マスターピース」を創りやすいです。創ってしまえば、こちらのもの。長い目で見たら、全科目の成績はそちらの道のほうが伸ばしやすいと思いますよ。
勉強だけでなく、人生においても、自分の「マスターピース」を自分で自覚している人は、やっぱり強いです。心の何処か片隅に、自分の「マスターピース」をしっかりと持っているようにしましょう。
え?自分には誇れるものは何もないって?では最後に「マスターピース」の見つけ方をお伝えしましょう。
名付けて「ひっくり返し戦法」です。
「自分には長所がない」と言える人は、ぜひ「短所」を見つけてください。そして、その「短所」をひっくり返してみましょう。優柔不断→慎重、うるさい→明るくて元気、集中力がない→好奇心旺盛、と大抵の「短所」はひっくり返せます。それがあなたの長所候補になります。
そして、「マスターピース」を見つける時に大事なことは、誰とも比べないこと。自分が「代表作」といえばそれが「代表作」になります。まずはそれでいいです。
まずは「自分だけのマスターピース」が、実践で使っていくことで、認められたり褒められたり磨かれたりして、誰もが認める「マスターピース」へと成長していきます。
嘘でも武器を手に持つことから闘いを始めましょう。大丈夫。得てして、あなたはあなたが思っているよりも、もっとずっと素晴らしい人間ですよ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
写真は、横浜のマスターピース(好きなお店)の入り口にある工房です。
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