「英単語が全然覚えられない」
そんな風に嘆く子が居りましたので、何が課題かはっきりさせるために、しばらくその単語練習の様子を見ていました。
すると、溢れ出る恐る恐る感。チェックテストを解く時に、心なしか少しビビっているのです。
だから時間もかかりますし、時間がかかるということは、1つあたりの単語に対する接触回数も少なくなります。
これは勉強の仕方としても時間の使い方としても勿体無い。
真面目な子に多いのですが、間違いを必要以上に恐れることは、勉強においていい面と悪い面があります。
【暗記】に関して言えば、その気持ちはあんまりいい効果を及ぼしません。ま、言葉を選んでも仕方ないのではっきり言いましょう。
間違いを恐れることは、【暗記】においてマイナスに働きます。
間違いを恐れずガンガンやって、ガンガン繰り返すぐらいのほうが【暗記】はスムーズです。脳は刺激で物を覚えますからね。とにかく繰り返し回数触れるというのが【暗記】の攻略法です。
そうやって繰り返し触れようとする時に、完璧を求めてしまうと、手が止まってしまうんですよね。気持ちの落ち込みもありますし。
「できてないのが当然でしょ」なんて思ってある意味機械的にやってくれればいいのですが、なかなかそう割り切れない子もいます。
そんな子にはよく「7回やるつもりでやりなさい」と言います。「7回!?」なんて当人たちは驚きますが、回数は別に何回でもいいのです。
ただ、7回ともなると、丁寧にやりすぎては一向に終わりません。自然とスピードが上がります。失敗を気にせず、いい感じのラフさで【暗記】ができます。
タイミングを見計らって「じゃあ次で完璧になったら終わりにしなね」なんて声をかけると、無事に次で完璧になって終われることが多いです。本当に7回かかる子は稀ですね。
回数は別に何回でもいいとしましたが、怖いのは、回数をやることにこだわって、それが「作業」になってしまうことです。
「作業」は脳の負担をなるべく減らしてやろうとするので、刺激が脳に十分に届かず、結局覚えられません。【暗記】には不向きなのです。
「作業」にならない適度な回数をやるつもりで、スピード感を持って【暗記】に取り組むようにしましょう。
一回一回のチェックテストはもちろん、ターゲットのような英単語教材もそのような心持ちで日々日々やることが大切です。完璧を求めると一向に進みませんからね。
「7回ぐらいやって覚えればいいや」ぐらいのイメージで、ひたすら繰り返しを。それこそ【英単語暗記】の裏ワザです。ちょっと大袈裟に言ってみました。
具体的な暗記の仕方については、ファミリーマート戦法がオススメ。繰り返しとリズムとイメージとなるべく多くの5感(触覚や聴覚、視覚など)を使うことが鉄則です。
当たり前ですが、英単語だけではなくて、どんな科目においても【暗記】は必須。自分なりの暗記法を見つけて、勉強を楽にしましょう。
【暗記】に能力はそんなに関係ない気もしています。やり方さえちゃんとすれば覚えられている子が多いですからね。
要は、やるかやらないか。そして、どうせやるなら工夫しましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
暗記を制するものが入試を制する。
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