神奈川県の高校入試の仕組みが来年度(2024年度)から少し変わります。
今日はその変更点についてお伝えしたいと思います。3点に絞ってなるべくシンプルにお伝えしていきますね。
それでは早速参りましょう。
1 面接廃止
変更点の一つ目は面接の廃止です。
まぁ、廃止と言っても、全高校一律の試験だった面接が廃止というだけで、高校側の希望があれば面接自体は実施できるんですね。
ただ、ほとんどの高校からは面接の試験がなくなるんじゃないかと思います。詳しくは、5月6月ごろに出る選考基準などで確認しましょう。
2 選考の仕組みが変わる
二つ目は、選考の仕組みが変わることです。
まず今までの仕組みを説明しましょうか。詳しくは入試の仕組みの記事をご覧いただければと思いますが、ここではなるべくシンプルにお伝えしたいと思います。
今までの仕組みとして、1次選考(約90%)では内申と学力検査(あれば特色検査も)と面接の得点で合否を決め、2次選考では学力検査(あれば特色検査も)と面接の得点のみで合否を決めていたのですが、これが変わるんです。
簡単に言えば、2次選考でも内申が重要になってくるんですね。
今内申は3つの観点で評価されるんですが、2次選考で重要になるのはそのうちの「主体的に学習に取り組む態度」の部分です。3年生の9教科のこの部分が得点化されて、2次選考に使われるんですね。
今まで内申が取れていなかった子たちの救済措置として活用されていた2次選考にも内申が関わってくるということで、少し複雑な思いはあります。内申って各学校で評価の仕方が統一されているわけではないので、不公平な部分があるんですよね。
そんなことも踏まえて、各高校でそれがどういう扱われ方をするのか注目です。どのぐらい重要視するかの比率は各高校で選択できるようになるので、上記同様、5月6月の発表を待ちましょう。
また、ちょっと細かいことを言えば、1次選考2次選考どちらにおいても特色検査の比率が各高校で自由度高く選べるようになります。今まで特色検査の比率は1か2が基本だったのですが、これを5まで選べるようになるんですね。
例えば学力向上進学重点校やエントリー校などの高校が、特色検査をどういう位置付けにするのか注目です。
3 定通分割選抜の2次募集が廃止
最後は関わる人の人数は少ないかもしれませんが、定通分割選抜の変更点についてです。
定通分割選抜というのは、定時制や通信制の高校が共通選抜後に行う募集のことです。これまでは定通分割選抜にも2次募集(定員に満たない時に再度募集を行う)があったのですが、これが廃止されるということです。
理由としては、入学者選抜の長期化を避けることが挙げられます。
以上が3つの変更点でした。また詳しい情報が入ったら随時報告をしますね。細かい部分に関しては、まずは5月6月ごろの発表を待ちましょう。
受験生の皆さんは、内申への意識も高めながら、しっかり準備をしていきましょう。もう戦いは始まっていますからね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
さぁ、「やる」と決めて、最高の準備を。
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