偏差値別入試得点からわかる入試問題の傾向

全県模試さんのセミナーで頂戴したデータを利用して表を作ってみました。


偏差値別の入試得点の表ですね。左側の数値が「全県模試さんの偏差値」を表しています。表の中の数値が集計された分の入試の平均得点です。


例えば、5教科の得点を比較してみましょう。2023年度と2022年度を比べた時に、偏差値70台では2022年度の方が平均が高い(偏差値75台でも同様)のに対し、それ以下では逆転しています。


これには平均点が大幅に上がった国語が影響していることがわかります。上位層では元々点数が取れていたので、影響が少なかったということですね。


次は、2023年度の内容に注目していきましょう。ちょっと以下のグラフを見てみてください。各教科の偏差値別平均点のグラフです。

教科ごとの特徴がよく表れていますね。なお、合格者平均点は以下の通りです。

まず注目はみんなが点数を取りやすかった国語。顕著ですよね。毎年平均点が高い教科ですが、今年は圧倒的でした。来年は間違いなく難化するでしょう。


英語数学も毎年と同様の傾向です。英語は上位層と下位層の開きが大きく、数学はその逆です。どちらも平均点は50点台ですが、グラフで確認すると上下を横断する英語と真ん中に寄っている数学で特徴が異なっていますよね。これでも数学は開きがちょっと大きくなりました。


理科社会は年によって傾向が異なります。入試の難易度が変化しやすいんですよね。準備の段階では難易度を高めに設定して勉強を進めておくと良いでしょう。


最後に、もちろん志望校にもよりますが、入試では大体同偏差値帯の子たちがライバルになると思います。英国数はある程度偏差値帯で点数が想定されるので、そこを目標に勉強をしていきましょう。


例えば、偏差値上位帯では英語国語は90点台を狙いたいです。数学は70点台が目標ですかね。理科社会は難易度が読みにくいので、上記の通り難易度を高めに設定して準備を進めておきましょう。


偏差値中位では、国語で高得点を狙い、数学では正答率高い問題を逃さず正答したいですね。理科社会は自分が点数を取れる部分を増やしていくイメージで、苦手は後回しにするのがオススメです。まずは点数を取れる範囲の確保です。英語は長文を読めるように練習ができると高校に入ってからも楽ですよ。


神奈川県入試はデータも豊富です。活かしながら、自分に合った戦い方をしていきましょう。


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塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。