昔ね、ある研修で講師たちに贈った言葉があります。
元々は糸井重里さんがほぼ日の乗組員に宛てたメッセージを、僕が勝手に塾用にオマージュしたものになっています。パクリではなくてオマージュ。言い方って大事ですよね。その憧れの方と絡めたのはまた別のお話。
いつか当教室でも仲間ができたときに、また活用させてもらおうと思う言葉です。仲間っていいよね。
船
教室とは、船のようなものだと思います。
教室長は、船長。
講師の皆は、乗組員。
どこへ進むのか、目的地は自由。
ここを通った方がいいよ、って航路は一応ある。
でも、基本的には自由。
船長が決めることもあるし、
乗組員たちと話し合って決めることもある。
船の上には、裁判所も警察も軍隊もない。
陸地にいる人間たち以上に倫理観が必要になる。
広い広い海の上、厳しく管理されるわけではない。
でも、星や月や太陽、光り輝く者達が、あなた達を見ている。
恥ずかしいことは出来ない。
船の中の者達はみんな一人ひとり、
他の人に必要とされる仕事を探すものです。
力不足な乗組員は、力不足なりに役に立とうとする。
それはルールというより、礼儀に近い。
船の乗組員は、基本的にハードなお仕事。
嵐にも遭う。荒波にも、もまれる。勇気も必要。
だから、このお仕事を選んだ時点で、
あなた達はとっても強く、素敵な、
素晴らしい能力とハートを持ってる。
胸を張って、自信を持って、暮らしていい。
そこには、色んな人が居ていい。
得意なものや好きなものは別でいい。
違っていい。その違いが、船の上では楽しみになる。
途中で降りていくものも、
時期ごとに加わる仲間も居る。
でも、ずっと、ちゃんとどこかでつながっている。
いつでも戻ってこられる。
船は、進む。
目的地へ向かって、どんどんと。
色んな事が在る。出会いも、別れも、辛い事も、苦しい事も。
でも、基本的には、楽しく、ワクワク、愉快に進む。
どんどん色んな人を乗せて、
もっともっと、ワクワクしよう。
そして、最も重要なことは、
あなた達が居なければ、船は進めないということだ。
どうかよい旅を。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
さぁ、旅を続けよう。たとえ一人でも、旅は続いていく。
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