弟に勧められて、今更ながら『君のクイズ』を読みました。
大好きな伊坂幸太郎さんの帯メッセージにも惹かれたんですよね。最近小説読んでいなかったのですが、久々に読みたい欲が湧いてきました。
そして、読み始めて2時間ほどで読了。スラスラ読めました。中身も面白くて途中で止まれませんでした。満足です。
あらすじはこんな感じ。
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態を訝しむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになる。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
ちょっと最後の方何言ってるか分かりませんが、面白いことは確かです。
読みながら、昔マジカル頭脳パワーという番組で、所ジョージさんが出題前に答えを当てたことがあるのを思い出しました。確か子どもが問題を作るというコーナーで、GW前後だったことを踏まえ、出題前に早押しボタンを押し、「鯉のぼり」という回答で正解したんですよね。
塾の先生風に言えば、こういった背景を読む力も「国語力」の一つです。
国語力とは、相手の求めるものを返す力。所ジョージさんの場合は、出題者や番組や季節が求めているものを読みきって正答を叩き出したわけです。国語力が高いとこんな芸当もできるんですね。
国語力は勉強だけでなく、日々のコミュニケーションや生活の中でも鍛えることが可能です。鍛えるためには使わなくちゃいけません。日々日々意識して国語力を鍛える練習をしてみましょう。読書もその一環になりますよ。
そして、そこでつけた力は、もちろんクイズにも活かせます。この本を読んでクイズマスターになりたいと思ったあなたも、ぜひ国語力を鍛えてください。
本日は、本を読んで思い出したことについて書いてみました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
アメトークでも話題になったらしい。
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