過去にも何度か触れてきた内容ですが、今回改めて詳しく書いてみようと思います。テーマは「国語力」です。その使い方や鍛え方は以下の記事でも詳しく書いています。参考になれば幸いです。
何か曖昧なものについて語る時には、まずそのものを定義することが大切です。僕が定義する国語力とはこちらになります。
国語力とは、相手の求めるものを返す力。
どういうことか、例を出して説明しましょう。
例えば、お母さんに「何食べたい?」と聞かれた時。
極端な例ですが、「筆箱!」と答えるのは国語力がない会話です。日本語だと怖くなってしまうぐらいの会話ですが、英語だと結構こういうとんちんかんな会話しちゃったりしますよね。
国語力がある子の正答例としては、(そういえば冷蔵庫の中にパスタが残っていたからここでペペロンチーノって言ったらお母さん喜ぶだろうな)と考えながら、「お母さんの作るペペロンチーノ大好きだから食べたい」と言うというものです。多少あざといですが、あくまで高い国語力を示す例です。
では、国語力はどうやって高めることができるのでしょうか。次に、国語力を高めるために必要な要素について見ていきましょう。
国語力を高めるためには、アイテムと論理的思考能力と伝え方が必要です。
アイテムとは、語彙や文法や読解の仕方などのことです。語彙は知っている言葉ってことね。知っているだけじゃなく説明できるとさらに良いです。持っているアイテムは多いに越したことはありません。
例えば、物語文の読み解き方にはこういったものがあります。
説明文はこちら。
これらのアイテムを活用することで、相手の求めているものの把握がしやすくなりますね。
続いては、論理的思考能力についての説明です。
論理的思考能力とは、「複数の物事の関係を整理して筋道も立てること」。まだなんのこっちゃですね。要は「考える力」ということです。
どんな問題で問われる力なのか、ここでも例を挙げておきます。なぞなぞみたいな感じで楽しんでいただけたら幸いです。
最後に「伝え方」ですね。
ここでは、伝え方の重要性がわかるお話をお伝えしていきたいと思います。「詩人と物乞い」というお話です。
同じ事実でも、伝え方一つで、伝わり方は変わる。
例えば、理由を問われる記述問題で最後に「から」をつけたり、「どんなときですか?」と訊かれて「○○なとき」と答えるのも伝え方ですね。伝え方を磨いて、相手の求めるものを適切に返せるようにしておきましょう。
大人の方で「伝え方」を学びたいという方は、この本がオススメです。
以上、僕が思う「国語力」についての簡単な説明でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
明日語彙力テストの話をします。
0コメント