「挑戦すれば、たとえその結果が成功だって失敗だって、手に入るものがある。どっちだって未来に活かせるよ」
実際の文言はちょっと違いますが、講師の一人が生徒にそんなお話をしていました。
「成功したなら自信にすればいい。心のエネルギーを蓄えればいい。失敗したなら糧にするんだ。次回に活かすためにそこから学ぶんだ」
良いことを言いますね。同感です。
挑戦すれば、結果がどうなろうが、次に活かせる。だから、挑戦するリスクが少ないことであれば、どんどん挑戦したほうがいい。
僕もよく生徒にそう伝えます。
でも、ここで注意点が一つ。
それが今回の本題「間違いをなかったことにしないこと」です。
間違いから学ぶことが大切なのに、けっこういらっしゃいます、間違いをなかったことにしてしまう生徒。いやいや、子どもだけじゃなくて僕だって大人だって同じかも。間違うってあんまり気持ちいいことじゃないもんね。
わかりやすいその例が、間違った答えや式を消しゴムで消してしまうこと。これをしてしまうと、せっかく間違いから学べるチャンスを自分でふいにしてしまいます。もったいない。
消さずに残しておいたその痕跡からは、「なぜ間違えたのか」「どう間違えたのか」が読み取れるはずです。また、そのデータが集まれば、自分がどんなことに間違いやすいのかなどリアルな情報も手に入ります。
逆に、そこから得るものがなければ、それが本当の間違いです。何度も言いますが、もったいない。
間違いから学びましょう。糧にして、未来を輝かせましょう。
そうそう、間違いを見つめ直す時のおすすめの気の持ちようについても記しておきましょう。
間違いから学ぶ時は決してネガティブになってはいけません。これって慣れてくれば余裕になってくるのですが、消す癖がついている人や間違いに耐性がない人は、どうしても間違いを見つけるたびにへこんでしまって、間違いからうまく学ぶことができません。だから、なかったことにしたがるんですね。
いいですか。そんな方へ強く申し上げます。たしかに間違いを犯したのは自分ですが、一度それを棚に上げてしまって、新しく探偵気取りでその間違いを調査しましょう。そして、そこから必ず学びをるのです。せっかく間違えたのだから。チャレンジしたんだから。
だって、あなたの人生はそこで終わらない。これからもずっと続いていくわけですからね。
なんて格好良く言いながら、自分の間違いに向き合う力を密かに蓄える勉強犬なのでした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
一人で向き合うのが怖いなら、一緒に向き合うからさ。
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