先日、一年に一度の健康診断の機会がありました。
その日は台風接近中の最中。朝起きた時には、外はすごい雨。幸いすぐに止みましたが、一瞬外へ出るのを躊躇しました。
そう、躊躇して「行くのやめようかな」と思ったわけです。しかし、「予約」の二文字が僕の脳裏から表の方まで出てきて言います。「逃げんのか?逃げたほうが面倒くさいぞ?」
たしかに。予約の取り直しも面倒だし、一度決めたことを覆すもやもや感も残るし、ここで行かなかったらなんだか負けた気がする。
そこで「健康診断は大事だから」という理由が出てこないあたり、行くか行かないかギリギリのラインでの葛藤でしたが、瞬く間に空が晴れたものだから、行かざるを得なくなりました。
というわけで、ちゃんと健康診断を受けてきました。
なぜ?を考えられる子は、成長しやすいんだよ、と号令で伝えたら帰り際、
— 勉強犬 (@homekobetsu) September 3, 2018
「なんで先生は太ったの?」
それは考えなくていい。
行ったら行ったで教室長仲間にも会えて楽しかったのですが、その仲間たちも口々に「雨ひどくてどうしようかと思ったけど、予約してあったしね」といいます。
そこで、ピンと閃きました。
人間は「やると決まっていること」が変わるのを嫌がるんじゃないか。
そりゃもちろん僕らも槍が降ってたら来ませんでしたが、多少の雨風であれば「やると決まっていること」を遂行するべく、こうやってちゃんと診療所まで来るわけです(別に誇れることではない)。
これは生徒たちの勉強にも活かせるんじゃないか。いや、活かせるはずだ。うん、活かさねば!
そう謎の決意を固めた僕は、教室へ行くと早速あんまり勉強が好きじゃない生徒に声を掛けました。
「なぁ、自習来るならいつでもいいよっていつも言ってるじゃん」
「うん」
「でも、この前なんで来ないの?って聞いたら、行くかどうか迷うと面倒になって行きたくなくなるって言ってたじゃん」
「うん」
「だったらさ、【決めて来る】ってのやってみない?実はこんなことがあってさ…(健康診断の話)。だから、自習室を予約して来てみない?」
「うん」
すんなり交渉が成立しました!
その場でスケジュールを自主的に決めてもらって、早速の次の日の自習でしたが、そう、この内容が記事になったということは、無事に来てくれたというわけです!
ありがとう、健康診断。そして、自習に来てくれたあなたもグッジョブでした。
人間は弱い生き物。道が2つあれば、楽な方を選びがちです。
でも、片方しか道がないとしたら。
そうなると人間不思議と「どうやってこの道を通ろうかな」って考え始めるんですよね。
そして、その「どうやって道を通ろうかな」と頭を悩ませて行動した経験が、人を成長させる。
すると、もっともっと色んな道が通れるようになる。選択肢が増えていく。
だからよく先人たちは「迷った時は困難な道を選べ」なんて言うのかもね。
でも、あんまり得意じゃないものや、難しいと感じるものや、ネガティブな感情があるものにおいては、やっぱり楽な方を選びがちだから。
そんな時は「やると決めて」取り掛かろう。
日時を決めよう。誰かに言おう。予約しちゃおう。初めは無理矢理でも、自分の脳や身体は無意識のうちにそうなるように行動していくから。
さぁ、やると決めてみよう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
お仕事やお勉強のお供にもぜひ。そして、健康診断は迷わずちゃんと行きましょう。
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