最近「太りました?」と言われることが多いので、急に走り出したわけです。
最初の10分間ぐらいは余裕です。もともと走るのは好きで、昭和記念公園で開催される長距離の大会なんかにもよく出ていましたから。
ただ、10分をすぎると、身体は途端に重くなり、あれだけ軽やかだった足取りはカタツムリのように地べたを這い、這うならまだいいのですが、そのうち完全にストップしてしまいます。公園のベンチで休憩。
よせばいいのに、ここでコーヒーを飲んじゃうから、走ったのも台無しです。そんなことが5回中2回はあります。
こうして人は堕落していくのでしょう。
走り終わった後がまたひどい。シャワーを浴びて、ほったらかしです。そのまま仕事へ行くこともあるし、ブログを書くこともあるし、のんきに撮り溜めた録画を見ていることもあります。
ストレッチをしろと言いたい。
そう、だから変なタイミングで余計に筋肉痛がやって来ます。そしてやってきた筋肉痛はたまにピンポン押される宗教の勧誘のように長々居座ります。困ったものです。
最初の頃は走るというだけで「偉い」と言ってくれた周りの人たちも、この体たらくを見たり聞いたりしているうちに、少し冷たい目で僕を見るようになった気がします。
うん、そこでやっと僕も気付きました。
走ることはたしかに大事だけれど、どう走るか、そして、走った後のケアやチェックもすごく大事。
そう、僕がここで言いたいのは、「最初はやること自体が大事だけれど、やればやるだけ、やった後のフォローや分析が大事になる」ということです。
何でも最初はやっただけで褒めてもらえますが、本来の目標達成のためには、だんだんとそれだけではいけなくなります。
やることも大事ですが、やった後もすごく大事
では、この僕のどうでもいいランニング話を、勉強にも活かしてみましょう。保護者の方目線で進めてみます。
例えば、「もう本当勉強って嫌。1mmもやる気がおきない」という子が、勉強をやりだしたら、もうこれは手放しで喜んであげましょう。走った後のストレッチみたいなもんです。心と頭をほぐしてあげましょう。
そんな子が、嫌々でも勉強することにちょっと慣れてきたら、チャンスですね。機を見て、勉強のやり方についてアドバイスしてあげましょう。
正しいフォームで走ったほうが楽に早く速く走れるようになるのと同様に、本人に合った勉強法は成長や目標達成を促します。
でも、だからといってあんまり最初にうるさく言ってしまうと、そもそもやらなくなってしまいます。
だから、機を見て、が大事。ノートの書き方や丸付けの仕方や間違い直しのやり方など、個々人に受け入れ体制が出来た良きタイミングで伝えてあげましょう。なるべく早いほうが良いですが、焦ってもいけません。
さらにだんだん自分に合うやり方で問題を解くことに慣れてきたら、生徒が自分自身で意図を持って問題演習やその後の分析ができるように説明をしてあげましょう。
「最初に問題を解くのはチェックだよ。できるかどうかのチェック。だから手数が大事。もちろん、そこでうんうん唸りながら頭をフル回転させて立ち向かうことが成長につながる。でも、そこで終わったらこれはもう超勿体無い。その後に究極の成長ポイントが君を待っている。そう、チェックしてできなかった問題を調べたり人に聞いたりして理解し、その後時間をおいてまた一人で立ち向かい、打ち勝つそのプロセス。そこが君の最高最大の成長ポイントだ。だから、最初にうちは問題を解くだけで頑張ったって思っていいけど、だんだんそれだけではなくて、その結果を使ってもっと成長できるように考えてやる癖をつけていこう。そしたら君はもっとずっと高みへ行ける」
これもあくまで一例なのであしからず。
伝えたかったことはシンプルですが、大事なことなので、もう一度だけ。
やることも大事だけれど、やった後がすごく大事。
うん、というわけで、僕も自分の走りをチェックするアプリをスマホに入れました。さぁ、やっては考え改善の日々です。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
蛇足感の否めない文章ですがどうしても書きたかったのです。
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