辞書で「面白い」をひくと、「魅力ある物事に心が明るみ、目の前がぱっとひらけて晴ればれした状態」とありました。
本日は、僕の視界をぱっと開いてくれた愛すべき生徒たちの面白発言集をご紹介したいと思います。
ではでは早速参りましょう。本日の方向性がわかるかと思います。
テストはパズルと同じだよ
「テストって、読書みたいなもんでしょ」と言った生徒に、オール5に近い成績を持つ友達の子が「テストはね、パズルだよ。できるとこからどんどんやっていった方が早いし簡単」と話しているのを聞いて、僕も勉強になった。
— 勉強犬 (@homekobetsu) October 10, 2018
「おお」と思って思わず呟いてしまいましたが、こんな風に僕に気付きを与えてくれた生徒たちの面白い発言をご紹介していこうと思います。
え、分数使えば簡単じゃん
小学生がディズニーランドのお土産を持ってきてくれて、僕らや仲の良い生徒たちで分けている時、最終的に5つを3人で分けるという状態になりました。
どうするかなと様子を見ていたところ、一人が「これは分けられないよ、あげる」と言ったら、もう一人が「え、分数使えば簡単じゃん」とまず1つずつ分け、残った2つを3等分に割って、3人できれいに分けていました。
割り算や分数の本質を見た気がして、なんだかとても嬉しくなったのです。そうそう、分数って日常でも結構役に立つんですよね。
35✕12は暗算のほうが楽ちん
最近入塾した勉強が大嫌いな中2生。ただ、ほぼ毎日塾に来て計算練習を繰り返していると、計算のチェックテストは満点が取れるようになってきました。
その日も黙々と計算練習。ちらっと講師がノートを覗くと驚くほどの速さで35✕12を解いていたのだとか。講師が「これ筆算とか使わないんだ」と言うと、「これは暗算のほうが楽ちん」との返答。
彼は頭の中で「35を2倍して70に、12を2で割って6にして」計算していたそう。掛け算の性質をうまく活用していますね。本当素敵です。
「前の授業でこんなやり方もあるよって先生に教えてもらったから。12を10?と2?に分けてやるのもあるらしいけど、俺はこっちのほうがすぐできる」と本人も計算に自信が出てきている様子でした。
さらに「足し算や引き算より掛け算や割り算のほうがゲームみたいで動きがあって楽しい」という名言まで残してくれました。
成長したなぁと講師とともにべた褒めしておきました。
日本人が「私が私が」っていうのが苦手な理由
外国人と日本人の違いについて話していて、「日本人はさ、私が私がってあんまり前に出ていかないもんね。それじゃやっぱり国際社会の中じゃ負けちゃうよね」と誰かが言った後、
話を横で聞いていた生徒が、「だって、日本語って俺がとか僕がとかあたしがとか自分がとか、呼び方多いもんね」とさらりと言っていて、
「あ、そういうことか」と妙に納得してしまいました。いや、もちろんそういうことじゃないんだけど、ストンと落ちたのです、何かが。
なんかカラフルだね
中1生に方程式の授業が落ち着いたタイミングで、「方程式ってね、めっちゃ大事。来年になると連立方程式に進化して、3年生では二次方程式って名前になって出てくるからね」と伝えると、
「なんかカラフルだね」という返答が。
僕も一瞬「?」と止まってしまいましたが、なるほど、脳内で二次方程式は虹方程式と変換されたわけですね。自由で素敵な発想です。
急にファンタジーの世界へ連れて行ってもらったかのような心地よいほっこりとした気持ちになれました。訂正した後、虹方程式があったらどうだろうと勝手に想像を膨らませてみたのですが、とりあえず計算は大変そうです。
固い頭をほぐしてもらえたような気がして、静かにさり気なくその子に感謝をしておきました。
本日はここまで。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
天才がいっぱい。
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