神奈川某所。肌寒くなってきた秋の日の夜に、この物語は始まる。
慌ただしく流れる人の群れ。そんな人達を横目に、早く着きすぎた駅の改札の目の前で、今回の催しの司会を務めるその犬は、お座りをしようとしていた。
彼の名は、勉強犬。
勉強犬…藤沢界隈に出没する学習アドバイザー。各地に子どもたちの【目標達成】や【生きる力を伸ばすこと】を応援する『第二の家』を創ろうと奮闘中。このブログの著者でもある。
本日は自身のホームタウンである藤沢に素晴らしき先生方をお招きするとあって、彼は緊張していた。緊張からか、お座りもまともにできず、改札前であっちへ行ったりこっちへ行ったりソワソワしながら時間を潰していた。
まず颯爽とやってきたのは、神奈川県が誇る教務そして塾ブログの帝王『慧真館』の岸本先生。これは極秘情報だが、核心を突くツイートで話題のりんごくん先生の中の人でもある。
慧真館…塾生の約8割が旧学区公立トップ校に進学する【全員を「伸ばす」にこだわる】小田原のすごい塾。そのすごさはブログやツイッターを見てもらえればわかると思うし、このブログの読者ならすでに知っているかもしれない。
続いて、国語の神様『すばる進学セミナー』中本先生も到着。ブログ『受験を越えて』においての学校分析や勉強の記事は圧巻の嵐である。
すばる進学セミナー…30年以上の歴史を誇る鎌倉地域密着のすごい塾。合格実績も講師陣の厚さも半端ないって。大手塾にはない卒業後の結びつきも個人塾ならでは。
ここまででなんとなくお気付きの方もいらっしゃると思うが、今回の記事の雰囲気はフジテレビ系『ボクらの時代』を参考にしている。よく知らないという方は、気にせず楽しんでくれればいい。
さて、舞台をちょっと小洒落たお店に移し、本日の会のスタートである。
ボクらの時代〜塾について思うことやその他諸々〜、開幕。
本日の司会進行役である勉強犬氏は、気合を入れてこんなものを作ってきた。
6✕6の質問表である。岸本先生と中本先生に数字を選んでいただき、そのパネルを捲ると質問が決定するという仕組みだ。
そこには、ラフなことから真面目なこと、ちょっと聞き辛いことからブッこんだものまで、多種多様な質問が用意されているという。
お店の席に着き、各々の軽い近況の話をした後、運命のパネルディスカッションが始まった。
「一応パネルを捲りますが、もちろん話の脱線も大歓迎です」と勉強犬氏が告知。ここからまさかの展開が待ち受けているのを、この時の彼は知る由もない。
普通であれば大袈裟に前振りをした伏線は最後にまとめて回収して読者の皆様にはカタルシスを味わっていただくのだが、本日は出し惜しみなくいこう。早速まさかの展開の説明である。
6時間半に及ぶ話の中で、捲られたパネルはこれだけであった。
そう。
話が盛り上がりすぎて、パネルは必要なかった。
というわけである。開いたパネルも割とゆるめの質問が多かったので心配したが、ちょっとは楽しんでもらえたと思うので心の中でさり気なく自分を褒めた勉強犬氏であった。
うん、そんな冗談はさておき、本当に話は盛り上がった。
先日の説明会のこと、教育のこと、塾のこと、教材のこと、ブログのこと、入試のこと、活用しているアイテムのこと、気になっている塾人やブログのこと、未来のこと、今後の野望などなど。話は尽きず、前述の通り、いつの間にか6時間が経過していた。
大いに笑ったり、真剣に語ったり、考えの違いを説明しあったり、忌憚なく意見をぶつけあったり。みっちりがっつり語り合った6時間半の濃密なひと時であった。それでも足りないから次はもう宿泊しかない。
後にインタビュアーの勉強犬氏はこう語る。
「そうですね、お二人の視野の広さと見据えている世界の深さに、衝撃を受けました。例えば授業一つとっても、お二人とも全然違うアプローチだったりするんですが、根っこのところの考えはバチッと自然に合っていて、そうそうそう!みたいな感じになるんですよね。すごかったです」
そして、お二人の根底にある想いにも勉強犬氏は気付いたという。
「やっぱり、子どもたちのためにっていう想いをすごく強く感じました。それも、塾に通っている間だけではなくて、その先のこと、彼らの人生のことまで考えている。だから、自身や学校や教育に関して厳しい目で見るようになるし、自身だって学びを続けるし、子どもたちにも本気でぶつかる」
自分もそんな想いを強く持ち自身を成長させていかねば、と勉強犬氏は改めて心に誓ったという。かなり刺激と学びを得た様子である。1UPした感じを受けた。
ずっとファンだった二人に、自分の大好きな場所でいっぱいお話を聞けたんだもんね。
そんな雲の上の人たちから、「なにか一緒にやりたいね」と言ってもらえたんだもんね。
そりゃもう嬉しいはずである。テンションが上がりすぎて、帰ってからもしばらく眠れなかったことを告白していた。一緒にやるなにかが決定した暁には、またここでも目一杯告知できればと思う。
中本先生と岸本先生はこんなこともおっしゃっていた。
「もっともっと個人塾という選択肢が、保護者の方々に知られるといい。それには、世の中の色んな個人塾が、小さい塾にもこんなすごい塾があるって、どんどん伝えていかなくちゃ。広げていかなくちゃ。保護者の方や生徒たちの目や耳に届くように」
そうすることが、大手や個人塾問わず、「塾という場所」の活性化につながる。成長につながる。それはイコール、子どもたちのためにもなる。
なんだか感動して聞き入ってしまった。やっぱり、偉大なお二人である。
最後に、こんな質問をぶつけてみた。
「このお仕事をしていて、一番嬉しいことはなんですか?」
「教え子が幸せに生きているのが一番嬉しい」
そんな風に笑うお二人の大先生の笑顔が、忘れられない。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
すべては子どもたちのために。
0コメント