今日は、ふと思ったことを書いてみたいと思います。
何を今更当たり前のことをと思う人も、「何言ってんだか」と思う人も、やさしく見守っていただけると幸いです。
その思ったことというのは、教材の大きさについて。
時折生徒たちを見ていると、同じ内容のものでも、小さいものは難しく捉えて、大きいものは簡単と捉えているような気がするんですよね。
大きいほうが見やすいから簡単になるのかな。たしかに、小学校低学年向けの教材は大きいサイズが多いですよね。説明が丁寧だから大きくなるという理由もありそうですが、本日のポイントは、たとえ内容が同じでも、という点です。
例えば同じチェックテストでも、大きな紙で出すとすぐ解き出すのに、小さい紙で出すと「わかんない」って言う確率が高い気がするんですよね。
というわけで、実際比べてみましょう。
同じ英文チェックテストを比べてみるとこんな感じ。まずはB5サイズとA4サイズを。ちなみに、英文法のテストは仮のものなのでご了承下さい。
あんまり伝わりにくいかな。左のほうが「パット見、解くの嫌だな」って思いやすいということです。
次に、A4とA3でも比べてみましょう。
余白が大きいほど、読みやすいからでしょうか。右のA3サイズの方が簡単そうな気がしませんか。うーん、大きすぎて読むの大変な気もしますが。
全部並べてみると、こんな感じ。
どうですか?右のほうが簡単そうじゃありませんか?
そんなこんなを踏まえても、あくまで実感値ですが、勉強が嫌いという生徒には、初めのうちは大きめの教材を渡してあげたほうがいい気がします。
勉強に向かう心の力が育っていない子は、「パット見難しそう」の時点で、もう解くのに使うエネルギーを半分ぐらいに減らしちゃっている気がするんですよね。
「どうせできない」と思っているから、読まない。読まないから、練習にならない。練習にならないから、できるようにならない。そんな負のスパイラルにはまっているんじゃないかと。
逆に「お、できそう」みたいなところから始めてあげると、とりあえずやるので、成長につながっていくんですよね。
その中で成長実感が持てると、どんどん心の力が伸びていって、難問に立ち向かえるようになります。
そしたら、教材の大きさなんて気にしなくて大丈夫。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
なんだか少し多めのつぶやきという感じ。
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