受験が近付くにしたがって、受験生が塾に来て勉強に取り組む時間が増えています。いいですね、教室にいい感じの緊張感が漂っています。
それを感じ取るのは僕らだけではないようで、心なしか非受験生のみんなもいい顔つきになってきたような。気のせいかもしれませんが、受験生のみんながいい雰囲気を作ってくれているのは確かです。感謝ですね。
そして、折角だからそんな雰囲気に乗っかって、受験生ではない皆さんも最高にレベルアップしちゃう冬にしてしまいましょう。この冬にしておくといいこと、まとめてみました。
長いので、時間がなければ最後の章だけ読んでみて下さい。
2年生が冬にするといいこと
まずは2年生から。箇条書きで書いてみます。
- 内申対策(学年末テストに向けて)
- 2年生の復習(得意科目を伸ばしておく。苦手科目を潰す)
- そして、そのために勉強の体力づくり
「新年あけましておめでとう!」から少しすると、学年末のテストがありますね。
学年末テストの対策としては、日々の復習で「その日学校で習ったことでわからない部分をなくす」ことが重要です。
難易度も上がり範囲も広くなる(だろう)学年末テストに対抗するには、1月の段階では余裕を持っていなくちゃいけません。「わからないことがわからない…」なんて状態だと、学年末で点数が上がることは稀になるので、早め早めの復習をしてわからないところ潰しを心掛けましょう。
なお、学年末に出てくる内申は、「2年全期間の内申」です。二期制でいえば「前期」「後期」、三期制でいえば「一学期」「二学期」「三学期」の総合的な成績になりますので、「後期」や「三学期」だけの成績ではないことを承知しておきましょう。詳しくは下記のリンクをご参照ください。
つまり、良くも悪くも劇的に変わることはそんなにないということです。もちろん学年末テストに向けて必死で頑張るんですが、ぐーんと成績を上げたいなら、三年生の頭が狙い目になります。
というわけで、劇的な成績アップを望むなら、その準備も始めておきましょう。例えば数学なら、三度計算単元がやってきますから、この冬から春にかけてしっかり計算練習ができれば、一気に得点アップが狙えます。
劇的アップが狙えるように、今の時期は現在学校でやっている内容だけではなくて、計算練習なども併せて行いましょう。具体的な方法については後ほど説明します。
加えて、上位校を狙うレベルの子たちは、受験も見据えて虎視眈々と準備を進めましょう。
英数はなるべく早く3年生までの全範囲を終わらせたいです。アイテムを頭に入れてから、総合問題を通して一番力が伸びる教科ですからね。可能な限り予習をして、テスト前に学校の内容に戻ってきましょう。
2年生の後期や三学期は受験生の0学期。意識を高めて、勉強量を増やしましょう。
1年生が冬にするといいこと
これまた箇条書きで。
- 復習
- 予習
- 実力養成
- そして、そのために勉強の体力づくり
受験に必要な内申は二年生からのものになりますが、もちろん一年生の成績がどうでもいいということではありません。
ただ、一年生の間は最悪「なるほど、こうやったらこの内申がつくんだな」程度に成績のシステムが理解できればいいでしょう。
それよりも、たしかな実力を身につけておくことが大切です。
特に積み重ね科目である数学や英語は、一年生の内容があやしければ、二年生以降は間違いなく爆発します。ここでしっかりと固めておかねばなりません。
実力養成については方法など後ほどじっくり説明します。
そうです、ここからが本題です。
勉強の体力づくりとは
はい、二年生の箇条書きにも一年生の箇条書きにも存在していた「勉強の体力づくり」のお話です。
予習でも復習でも実力養成でも何でも、とにかくまずは「勉強の体力」がなければ始まりません。「勉強の体力」とは、端的にいえば、長く勉強できる力のことです。
これがないと何をやろうにも結局中途半端になってしまいます。逆にこれがあれば、隙間時間も活用できるようになり、効率も良くなります。
そういえば、先日こんなツイートをしました。
伸びにくい子は、長時間の勉強に慣れていない子が多い。ちょっと頑張るとすぐに「限界です」と言う。限界を越えた先に、真の実力UPがあるのにさ。例えば受験生なら、入試ぐらいの勉強時間には耐えなくては。当日は緊張だってしているんだよ。本番で余裕が持てるように、練習では余裕をなくしておこう。
— 勉強犬 (@homekobetsu) December 14, 2018
そう、もちろん受験生にとってもこの「勉強する体力」は大切です。受験には絶対に必要なんだから、今のうちにつけておこうぜってことです。
冬休みや部活動の時間も短くなる今の時期は、勉強量を増やし、この「勉強の体力」を鍛えるチャンスです。
「勉強の体力」は本物の筋力や体力と同様、負荷をかけて育てるしかありません。イメージ通り、すぐに伸びることもありません。地道にコツコツ鍛えていくしかないのです。
コツコツコツコツ。コツコツコツコツ。ひたすら、コツコツコツコツ。まずはこれに慣れなくては。慣れるには、やらねば。とにかくまずはこの冬に、かつてないほど長く勉強する時間を設けましょう。
大丈夫。最初は「うわっ」と思う長時間の勉強も、人間の適応力ってすごくて、慣れるんです。嘘だと思うなら、やってごらんなさい。それは能力じゃなくて、やるかやらないかですよ。
わかっているとは思いますが、もちろんダラダラ長時間やるのを勧めているわけではありません。集中力の限界にチャレンジして、それをちょっとずつ伸ばす勉強をしろということです。ダラダラしてちゃ意味はありません。必要ならば、誰かに監督してもらうのが良いでしょう。僕が手を挙げてます。
最後に、その際のオススメの勉強の中身についてもお伝えしておきますね。
各学年の内容でも触れましたが、どちらの学年においても共通でオススメしたいことがあります。
それは、折角「勉強の体力」をつけるためにコツコツコツコツやるのですから、コツコツコツコツやると大きな力になるもの。
そう、単語や計算や漢字や語彙を学び、毎日簡単なテストをやることがオススメです。ここでそれらが習慣になると、強いです。
嘘だと思って、この4つを少ない数でも三ヶ月続けられたら、ほとんど必ず成績は伸びるんじゃないでしょうか。言い過ぎではないでしょう。
暗記というのは基本結局繰り返しですから、早めにそれを克服する習慣がつけば、それだけ内申対策や受験やその後の勉強も楽チンになります。今苦しんだ分、後が楽チンなるのです。しかも、早めにやっておいただけで倍ぐらい楽に。それで選択肢も広がるのですから、やらない手はありませんよね。
いいですか、もう一度言います。
中学1年生や2年生がこの冬につけるべきは、
勉強の体力です。
さぁ、勉強しようじゃないか。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「適応できる」人間の力を存分に利用しよう。
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