続々と合格者の喜びの声を聞く今日この頃。
各受験が少しずつ落ち着いて参りました。
やっぱり合格は嬉しい!
そして、まだ闘いの中にいる諸君、頑張ってると思うけどあえて言う!
頑張れ!!
そして、本日はその中でも「最も準備が難しい入試」または、
「親の入試」とも呼ばれる、
「中学受験」がテーマです。
はい。画像は可愛らしいから使いました。
さぁ、それでは早速、今年の入試を振り返ってみましょう。
昨年のサンデーショックの揺り戻しが一部の学校でみられたものの、
受験者数はおおむね横ばいというラインで行われた、今年の入試。
これからの大学入試改革(2020年度から実施)の流れを受けて、
「活用力」や「複数の教科を横断した合教科型の問題への対応力」など
改革後の大学入試に対応できる力を持った生徒を入学させたい!
という意識を持つ中学校が多くみられたように思います。
例を挙げれば、東京の開成中学校は、
算数の一問目に、算数と物理を絡めた知識と思考力を問う問題を出題しました。
公立中高一貫校の入試を真似た合教科型の「適性検査型」という入試を
実施する私学も増えているといいます。
また、今後の教育改革の全貌がまだ見えないこともあり、
以前から人気の「大学付属校」に更に注目が集まりました。
そして、相変わらず「公立中高一貫校」は人気です。倍率は6倍前後。
倍率は例年並みですが、今後より綿密な準備が必要になってくるでしょう。
それでは、細かい各校ごとのデータを見てみましょう。
神奈川県の代表的な各校の、
応募者の前年比を比べてみましょう。
2015年の人数を100%とした応募者の値です。
(特色ある日程を抜粋)
湘南学園 A(男)77% A(女)91%
中大横浜 ②(男)110% ②(女)98%
関東六浦 A-2(男)70% A-2(女)170%
公文国際 A(男)92% A(女)65%
慶応湘南藤沢 一次(男)131% 一次(女)115%
山手学院 A(男)131% A(女)122%
横浜隼人 ②(男)224% ②(女)247%
東海大相模 A(男)93% A(女)106%
日大藤沢 ①(男)108% ①(女)112%
個々を見ていくと先程も申し上げた通り、
「大学付属校」の人気が高いことが分かります。
場合によっては中学受験が最後の一般受験になるということですから、
安心は安心ですよね。
ただ、注意しなければならないのは、「大学付属校」であっても、
それぞれの校風や考え方は大きく違うということ。
例えば、小田急江ノ島線沿線にある「東海大相模」と「日大藤沢」の両人気校ですが、
10年教育と銘打ってほとんどが系列大学に進学する「東海大相模」に対し、
「日大藤沢」は外部大学への受験を推奨する傾向が強いです。
もちろん、どちらが良い悪いではないです。
説明会や見学などを経て、
各校の特色や理念、考え方、大学入試実績を把握し、
自分たちの希望に合った学校を志望することが、
中学受験においては(まぁ他の入試でもそうですが)大切だということですね。
先を見て、考える。
中学受験でとっても大切な考え方です。
でも、考えるのは、生徒本人?それとも、周りの大人?
これこそが「中学受験」が「親の受験」と言われる所以です。
しかも、中学受験の準備は、
小学校3年生の冬スタートと言われるぐらい早いです。
準備にも時間がかかります。選択肢も多いです。
神奈川県では受験や適性検査を経て入学する「私立」「公立中高一貫校」「国立」、
そして地域の「公立」という選択肢があります。
どの中学校が本人に合うのか、
どの中学校が本人の選ぶ未来に合うのか、
じっくり考えて志望校を選択しましょう。
「親の受験」とも呼ばれますが、
受験するのはもちろん親ではありません。
ぜひ、「本人」の意志や未来を大切にした受験を。
迷ったら、ぜひ塾に相談してみてください。
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