いつも口うるさく言うことをまとめた資料が欲しいなぁと思っていて、ぼんやり頭の中で考えが巡っていたんですよね。
そんなとき、こんなつぶやきが。
絶対この禁止事項をやるであろうなと思う子がいたのであらかじめ作っておきました。
— そいる塾長🌱 (@soil_19) May 15, 2019
こういう「やっている風作業」は本当に意味ない時間になるのでやめましょう。どうしてもやりたいならそのやり方で学年トップでもとってきてください。結果出すならやり方なんてとやかく言いませんので。 pic.twitter.com/eaMwBhgOnO
そういえば、
「ブログネタは県をまたげばリセットで真似してもセーフ」
なんてお言葉も承認いただいていました。
うん、一流の先生方って、懐が深いと言うか、「それが全国の子どもたちのためになるならば!」って損得を超えて物事を考えられていらっしゃるんですよね。見習いたいです。
というわけで、またオマージュ炸裂です。
もちろんちょっとアレンジはしました。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
勉強経験値の貯め方
さっくばらんに説明していきましょう。
勉強経験値の貯め方 1
勉強経験値とは、その名の通り、勉強することで貯まる経験値です。ある程度貯まるとレベルアップします。
基本減ることはありませんが、健康的な問題や長期的に勉強から離れた場合は、リセットされちゃうこともあります。学生の皆さんは心配しなくても大丈夫。
今回は、その勉強経験値がどうやったら貯まるのか、効果的な方法とそうじゃない方法をお伝えしていきます。
なお、ここで挙げるNG勉強法ばかりやっていてはレベルは上がりません。ただ、あえてきつい言い方をすれば、頑張っている気にはなります。
その頑張った気のままテストに臨み、(実際はレベルアップしていないから)やっぱりいい点が取れず、「あ、俺勉強できないんだ」となる子がすごく多いです。
いやいや、違うって。悪いのはあなたじゃなくて、やり方だって。何度そう伝えたことか。そして実際、やり方を変えると伸びていくわけです。
正しいやり方で、経験値をしっかり貯めていきましょう。
OK 目的を持った勉強
NG 目的を持たない勉強
目的とは、「なんのためにやるのか」ってことです。
「なんのためにやるのか」わからずに何かをしていると、やらなくてもいいことをやったり、逆にやらなくちゃいけないことをやらなかったり、行動がちぐはぐになってしまうんですね・
目的地がわからないヒッチハイクってどこ行くかわからないでしょ。そんな危険性があるわけです。
さらに、目的があると「能動的」に勉強をすることができます。「自分から」ってことです。
人間、「受動的」なものってあんまり面白くないんですよね。やらされるのってつまんない。ですから、同じことでもやらされるよりやった方が経験値貯まるんです。たった考え方ひとつなのにね。
OK 隠してテストする勉強
NG 何か見ながら問題解く
これも色んな先生が仰られていますが、記憶というのは基本的に思い出された回数が多ければ多いほど強化されていきます。
「あなたとコンビニ」と言われたら、「ファミリーマート」って出てきますよね。テスト勉強で一回もやったことがないであろうファミリーマートなんて単語がすぐ出てくるのも、繰り返しの効果です。また、
OK 脳に負荷をかける
にもあるように、脳に負荷をかけないで覚えようとしても、あんまり記憶できません。筋肉に負荷をかけずに筋量を増やすって難しいでしょう。そう、筋トレと同じなんですよね。
成長したいなら、負荷をかける。この小さな負荷を嫌がって楽な勉強をしていると、将来どこかで楽じゃなくなるんですが、人って目の前の楽をとってしまいがち。
この辺りの価値観を子どもの頃から変えてあげないといけないんですよね。
OK 「できる→早く楽にできる」にする 「できない→一人でできる」にする
NG 丸付けして赤で答えうつす 解きっぱなしで終わる
これも当たり前のことを言っていますが、「問題を解く」というのは基本「チェック」です。チェックだけしていても、能力が劇的に向上することはありません。
問題について思考している中で多少の成長は見込めますが、多くの成長機会が待っているのは、丸付けの後です。そこがラッキータイム。
特に間違えた部分というのは、宝の山です。だって、それができるようになれば多くの経験値を手に入れることができるんですから。レベルアップ楽チンです。
ですから、丸付けの後を大事にして、勉強をしましょう。もう一回言いましょう。
丸付けの後を大事にして、勉強する
似たようなお話を、こちらの勉強ピラミッドの項でも述べています。
NG 問題集一回やって終わり
最後です。こんなの、許されるのは一回で覚えちゃう天才ぐらいです。
不思議と「自分は勉強できない」って言っている子ほど一回で終わらせようとしちゃうんですよね。なんなんでしょう。
1000円の問題集も、一回やっただけなら1000円。二回で500円。三回で333円ぐらい。10回やれば1回100円です。せっかく買ったんだからもう使い倒してやりましょうよ。そしてその覚悟を持って問題集を選びましょうよ。
いつかその問題集が「これが俺の最高の相棒」みたいになるように、繰り返し解いて活用しましょう。問題集だけじゃなくて、問題だって同じね。
また、上記で「なんなんでしょう」とか言ってしまいましたが、問題集(問題)を繰り返せないのは、物理的な時間がないことも原因の一つかもしれません。
例えば、100ます計算をやらせてみるとよくわかるのですが、例えば数学が苦手な子はやっぱり100ます計算のタイムも遅め。つまり、問題を一題解くにも結構な時間がかかっちゃうわけですね。
ただでさえ、今時の小中高生は忙しいです。
その時間をどう使うか、どう使えるかで、差ができてきちゃうっていう側面もありそうですね。
もちろん他にも、後回しにしすぎだったり、時間感覚がズレていたりなど、色んな理由があるでしょう。この辺りのタイムマネジメントについては、稿を改めて書きたいと思います。
ちなみに、そもそもやる気がないなんてのは論外ですよ。
なんて、いつになく強い感じの口調でノリに乗って書いていたら、
「ねぇねぇ」と妻から呼びかけられました。
「國立先生のブログに、県をまたがなくたってネタを真似してもセーフですよって書いてあるけどさ」
うんうん、さすがのお人柄。
「これ、【ブログネタは】って書いてあるけど、資料とかも大丈夫?」
あ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
大丈夫と信じたい。ちなみに、このブログのネタはブログも資料もオールフリーです。
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