いきなりですが、僕はビビリなので、授業や面談などに臨む際は、けっこう準備して臨みます。
予測しうる事態には前もって手を打っておいて、「それでもなお予期せぬことは起こる」と日々自分に言い聞かせております。おかげで慌てることはそんなにありません。
なるべく僕が余裕でいることが、生徒たちにもいい効果を生むと思うんですよね。うん、格好いい感じで言いましたが、余裕がなくなると僕はポンコツになるんです。
そんな余裕を持ちたい僕の心強い味方になってくれるのが、僕の頭の中を可視化した資料たちです。
今日はそんな資料たちが在ることが、僕にとってどれだけ助かっているのかを具体的に説明していきたいと思います。誰得の記事ですが、何処かで誰かの何かのお役に立てれば幸いです。
一応軽く意図を付け加えておくと、LINEにて「普段教室長としてお仕事で気をつけていることなどあれば教えてください」という質問を頂戴したので、そのアンサーの一つでもあります。
さぁ、早速まとめてみましょう。
「資料があっていいこと」
- 資料を作るときに思考が整理される
- 目線の誘導ができる
- 説明しやすい
- (ホワイトボードなどに書く)時間が節約できる
- 手元に残る
- 場所と連動して記憶に残る
大きく分けると、こんなところでしょうか。一つずつ詳しく説明していきたいと思います。
あ、一応申し上げておくと、うちは個別指導なので、集団の前で話す授業形式ではなくて、横について説明する授業スタイルです。しかも狭い教室で。その点踏まえながらご覧いただけると幸いです。
資料を作るときに思考が整理される
資料を準備する上で、とてつもなく大きいメリットがこれです。
何かについての資料を作っていると、「あ、この情報が足りないな」とか「あ、ここはこう伝えればいいのか」なんて発見や学びが必ずあるんですよね。
さらに、実際にその資料を使って伝えるときのことを想像して作りますから、その際に他に必要なものがあるかどうかにも気付けるんですよね。自然に先のことを考えられるわけです。
さらにさらに、作っていて不安なことは、調べ直せます。ちゃんと理解していないといい資料は作れないですからね。ここから素敵な学びが生まれることもあります。
また、「どう伝えたら刺さるかな」を考える際に、「何と一緒に伝えたら効果的かな」と探す過程で、今流行っているものとか、普段触れないようなものに触れることもできます。そこから新しい閃きが生まれることも。
うん、これが僕にとって一番のメリットかな。やっぱり生徒たちに負けないように、日々日々自分も成長していかなくちゃならないしね。
目線の誘導ができる
面談にて、資料を渡すと、相手の目線がそちらへ移ります。
何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、緊張しいの僕にとってそれは結構有難いこと。それにより適度な間もできて、落ち着いて話すことができるんですよね。
特に初対面の方との探り合いの場において、多少の「読む時間=空気を壊さない間」ができることは大きいのです。まぁ、雇われ教室長時代に比べて、今はブログを通してお越しくださる方が多いので、有難いことに空気を探る必要はほとんどなくなりましたが。
授業では逆に、資料ばかりに目がいかないように工夫をしています。目を見て話さないとわからないこともありますからね。
ただ、資料を使うことで生徒たちの興味関心を測れることもあるので、彼らの目線がどこを行き来するかは必ずチェックしています。やっぱりみんな苦手なものからは目を逸らしたりします(笑)
説明しやすい
言わずもがな、そのための資料です。
可視化って大事ですからね。聴覚だけでなくて、視覚も有効活用して情報のやり取りを致します。
ただ、前述の通り、資料ばかりに目がいくようにも致しません。お互い向き合うことも大事。
人間のコミュニケーションというのは、ノンバーバル(非言語的)なコミュニケーションも大事ですから、「なんとなく相手を見ている」という状態も大切なわけです。
資料があると、その辺りのバランスも取りやすいんですよね。
(ホワイトボードなどに書く)時間が節約できる
これはそのまんまですね。うちの授業スタイルにおいてけっこう助かる部分です。
もちろんホワイトボードやiPadを使うときもあります。ケースバイケースで生徒にとってベストなものを使えるように心掛けています。
手元に残る
授業では大切なことはノートにとってもらえばいいんですが、面談ではそうはいきません。
人間の話したことなんて相手の脳内からは1時間も経てば綺麗に吹っ飛びます。ですから、手元に残る資料が大事です。
例えばお母様お一人で説明を聞きに来たとしても、持ち帰った資料がしっかりしていれば、お家でご家族に説明しやすいですし、伝わりやすいですよね。ひいてはそれがお互いのためになるわけです。
だからこそ、あれもこれもではなく、必要最小限かつ効果最大限の資料だけお持ち帰りいただくように心掛けております。
場所と連動して記憶に残る
最後にご紹介するのは、さりげない効果について。
冒頭の写真のように、教室では授業で使う資料を掲示しております。それを色んな子の授業で使います。ですから生徒たちは、「あの場所にあるあの資料にはあんなことが書かれている」とわかるわけです。
うちはワンスペースの小さな塾ですから、生徒たちは同じ資料を使った説明を何度も聞く形になります。傍聞き効果も相まって、「あの場所にあるあの資料にはあんなことが書かれている」と刷り込まれるわけですね。
場所や空間とセットの記憶は残りやすいですから、資料の内容が少しでも頭に残ってくれたらいいなと思ってやっています。
ただ、最近掲示する場所がなくなってきたのが課題です。
以上、皆様にとってはどうでもいいかもしれないことを長々と語ってしまいましたが、誰かしらの参考になれば幸いです。
さ、今日も新しい資料づくりだ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
誰とも一緒に働いていない今だからこそ、働いている時の考え方や方法論を共有する教室長向けシリーズ、面白いかも。
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