先日「勉強犬LINE」にて、こんな質問を頂戴しました。
さて、我が子中2の半分が終わろうとしており、中学生活自体もちょうど折り返し地点です。勉強面や生活面で今、注意すべきことや、あるべき姿など、勉強犬先生が思うことありましたら、今度ブログのネタにしていただけたら嬉しいです😃ホントに暇でネタがないときで大丈夫です✨
日々日々ブログのネタ探しに奔走している僕です。有難く食いつかせていただきます。
というわけで、僕が思う中学2年生で大事なこと。3ポイントにしてお伝えしていきましょう。まず最初はなんといってもこれ!
生活習慣
まず最も気をつけないといけないと考えるのは、生活習慣です。
え?勉強のことなのに生活習慣!?と思ったあなた、そうなのです、勉強のことなのに生活習慣が大事なのです。
この土台がしっかりしていないと、いくら勉強してもあんまり積み重なっていきません。
夜遅くとも12時までに寝て、朝ちゃんと起きられていますか?
下記にチェックリストを用意してみました。一つでも「はい」があるあなたは危険信号です。
◇夜寝る前にスマホ見てたりしませんか?
◇ブルーライトでなかなか寝つけなかったりしませんか?
◇部活動でヘトヘトになりすぎていませんか?
◇疲れすぎて宿題が手につかないなんてことありませんか?
どうでしょう。
中学二年生ですから、一年生の頃に比べてだいぶ学校生活に慣れてきたはずです。体力もついてきたはずですよね。
その中で、ヘトヘトになってしまうというのは、明らかにオーバーワークです。中2〜中3は部活動が最も忙しくなる頃でしょうから、さらに注意です。
また、睡眠時間に乱れがある方は、なる早で直しましょう。早く寝ろ。早く寝れないなら、早く起きて一日頑張って耐えろ。そして夜早く寝ろ。
親が管理すべきはスマホです。子どもがスマホを寝室に持っていくのはやめさせましょう。近くにあれば大人だって我慢できません。見ちゃいます。見ちゃってブルーライトいっぱい浴びちゃいます。寝れません。睡眠の質も落ちます。寝室は、寝る場所です。スマホ見るならスマホ部屋を作りましょう。
難しいことは何一つ言いません。生徒諸君、週に最低3回は11時になったら布団に入り、スマホを見ることなく目を瞑りましょう。
え?普段からなかなか寝付けない?僕もなかなか寝付けない人ですが、そんなあなたには効果的な技をお伝えしましょう。寝れないときは、目を閉じて、足や手を軽く動かし、ゆっくり呼吸をし、手足がぼわーっと温かくなってきたら、寝れます。それでも眠れなくてそわそわしちゃうあなたに、これもお伝えしておきましょう。別に寝れなくても目を瞑っているだけで脳は休まりますからご安心を。
巨人の原監督はお父様に「考え事をするなら机に座ってしろ」と言われ、寝ながら考えるのをやめたら快眠できるようになったそうです。真似してみてもいいかもしれません。
内申
次は、成績の話をしましょう。
神奈川県の場合、公立高校受験では、2年生の内申と3年生の2学期(または後期中間)までの内申を使って成績が計算されます。たまに「2年生の前期や一学期の内申は入らないでしょ?」とか言う人いますが、前期や一学期からを踏まえて学年末の内申が出されますから、めっちゃ関係あります。気を抜いてはいけません。
さらに、私立高校は、2年生の成績が悪いとその時点で入れないところもあります。2があったり、内申の基準に達していなかったりすると、受験すらできない高校も多いです。詳しくは、こちらね。
どうでしょう、2年生の内申の大切さがおわかりいただけましたか。
このことを頭に入れて、テストや日々の授業に取り組みましょう。あなたの気付かぬうちに、受験というマラソンレースは始まっているのです。しかも、逐一順位は記録されています。なのに、スタート地点にも立たない人が沢山いるんです。あらま。
「それはわかってるよ!そりゃ取れるなら内申取りたいよ!」というあなたに、ちょうどよかった、3つ目のポイントをお伝えしましょう。
勉強の中身
残酷な現実のお話をしましょう。
2年生の内申、上げたいですよね。上げないと選択肢なくなっちゃいますもんね。
でも、なかなか上げるのが難しいのが、二年生の内申です。
その理由の一つが、「積み重ね科目」。
積み重ね科目とは、次の内容をやるときに前の内容が必要になるもの。例えば、数学や英語がそうですね。
一年生でやる方程式の計算ができないと、二年生でやる連立方程式の計算はできません。
一年生でやるbe動詞と一般動詞が曖昧だと、二年生でやる過去形で爆発します。
こんな風に、積み重ねが必要な科目は、2年生になっていきなり頑張ったからといって、なかなかすぐに成績が上がりにくいのです。ひどい場合は小学生まで戻って知識を入れてこなければなりません。時間かかります。頑張っているのになかなか点数や成績が上がらないから、そのうち子どもは心折れて、「私は勉強できないから」とか言い出します。違います。今までのツケが返しきれていないだけなのです。
さらに、2年生の勉強の中身の難易度は、当たり前ですが上がります。ちょっとこれ見てください。
うわー、文字が小さくて見辛い。違う違う、頑張って見ろ。
表にあるようにドクロマーク(難易度高)が多い英語や理科、そして前述の通り積み重ねが必要な英語と数学、特に英語は「名詞的用法」とか「形容詞的用法」とか「副詞的用法」とか、日本語がやたら難しくなり今までの知識も必要な不定詞の単元が登場します。ここまでの内容を理解できていないと、すぐに先生の言っていることが宇宙語になってしまうでしょう。
やっとこさそこを乗り切ったとしても、もうとうにそこを乗り切っているライバルたちとの戦いが待っています。現代は絶対評価の時代といっても、学年に5が多すぎたり4が多すぎたりで注意される先生はいるわけですから、結局競争部分もあるのです。
そんな風に、復習を乗り越え、ライバルたちとの戦いに勝利をし、成績を勝ち取るためには、莫大なパワーと時間が必要ですよね。
それを今までポイント1と2ができていなかった子がやるのは難しいです。前述の通り、部活もメインで忙しいしね。まず勉強時間の確保が大変です。誰が呼んだか中2は「中だるみの時期」とか言われて、なかなか気持ち的にもスイッチ入りません。
そうこうしている間に受験生の学年が来て、なし崩し的に受験勉強が始まります。各々が、受験勉強をして、高校進学をしていくでしょう。
でも、その中に「二年生のうちにもっと頑張っていたら、違う選択肢があったかもしれない」と気付いてへこむ子が一定数いるのです。もちろん、二年生のうちにはそんな時間のコストには誰も気付きませんからね。後から気づいても戻れません。
悪いことは言いません。
2年生になったら、今までよりちょっと、勉強のことを意識してみましょう。たしかに、「勉強しない」というのも人生の選択肢の一つです。でも、中2のあなたに向かってそういうことを言う大人があんまりいないように、それってとってもリスキーです。勉強、やっておいて損はないのです。どうしてもやりたくないって場合は、信頼できる大人と相談してみてくださいね。
以上、3つのポイントでした。個人的意見を書き散らかしましたので、ちょっとでも参考になれば幸いです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
逆に、大変だからこそ、大いに選択肢を広げられるのも、中2です。
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