ここまで続けてきた、もしも高校が100人の生徒数だったらシリーズ、略して「もし100」が本日で一旦終了です。ちょっと振り返ってみましょうか。
『もしも高校が100人の生徒数だったら〜私立大学早稲田・慶應義塾編〜』
『もしも高校が100人の生徒数だったら〜私立大学 上智・東京理科・MARCH編〜』
『もしも高校が100人の生徒数だったら〜私立大学 明治学院・日東駒専編〜』
もしももしもうるさいですね。
違う、注目点はそこじゃありません。せっかくこれだけ計算したのですから、それを振り返って考察が必要ですよね。今日は僕なりの考えを記していきたいと思います。
まずは改めて、各校ごとのデータを見てみましょうか。「もう見たよ」という方は、飛ばしていただいて構いません。
各校ごとの大学別合格者数(もしも卒業生徒数が100人だったら)
湘南高校
国公立大学合格者数 26人(東大3人、京大1人、一橋大3人、横浜国立大6人etc)
早稲田大学合格 30人
慶應義塾大学合格 10人
上智大学合格 6人
東京理科大学合格 10人
明治大学合格 29人
青山学院大学合格 9人
立教大学合格 8人
中央大学合格 14人
法政大学合格 13人
明治学院大学合格 4人
日本大学合格 3人
東洋大学合格 1人
駒澤大学合格 1 or 0人
専修大学合格 1人
鎌倉高校
国公立大学合格者数 7人(横浜市立大2人、横浜国立大1人、東京学芸大1人etc)
早稲田大学合格 11人
慶應義塾大学合格 3人
上智大学合格 4人
東京理科大学合格 2人
明治大学合格 24人
青山学院大学合格 16人
立教大学合格 18人
中央大学合格 8人
法政大学合格 20人
明治学院大学合格 16人
日本大学合格 11人
東洋大学合格 8人
駒澤大学合格 9人
専修大学合格 7人
茅ヶ崎北陵高校
国公立大学合格者数 2人(横浜市立大1名etc)
早稲田大学合格 2人
慶應義塾大学合格 1人
上智大学合格 3人
東京理科大学合格 2人
明治大学合格 9人
青山学院大学合格 10人
立教大学合格 3人
中央大学合格 9人
法政大学合格 8人
明治学院大学合格 12人
日本大学合格 17人
東洋大学合格 8人
駒澤大学合格 4人
専修大学合格 8人
大船高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 1人
慶應義塾大学合格 1 or 0人
上智大学合格 0 or 1人
東京理科大学合格 1人
明治大学合格 5人
青山学院大学合格 5人
立教大学合格 3人
中央大学合格 3人
法政大学合格 5人
明治学院大学合格 4人
日本大学合格 5人
東洋大学合格 5人
駒澤大学合格 2人
専修大学合格 5人
七里ガ浜高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 1 or 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0 or 1人
東京理科大学合格 0 or 1人
明治大学合格 3人
青山学院大学合格 5人
立教大学合格 1人
中央大学合格 5人
法政大学合格 7人
明治学院大学合格 6人
日本大学合格 9人
東洋大学合格 6人
駒澤大学合格 7人
専修大学合格 8人
湘南台高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 1 or 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0 or 1人
明治大学合格 0 or 1人
青山学院大学合格 1人
立教大学合格 0 or 1人
中央大学合格 2人
法政大学合格 1人
明治学院大学合格 1人
日本大学合格 4人
東洋大学合格 1 or 0人
駒澤大学合格 2人
専修大学合格 5人
藤沢西高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 1人
明治大学合格 1人
青山学院大学合格 0 or 1人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0人
法政大学合格 2人
明治学院大学合格 4人
日本大学合格 6人
東洋大学合格 2人
駒澤大学合格 6人
専修大学合格 6人
鶴嶺高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 1 or 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0 or 1人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 1人
青山学院大学合格 2人
立教大学合格 0 or 1人
中央大学合格 0 or 1人
法政大学合格 2人
明治学院大学合格 3人
日本大学合格 4人
東洋大学合格 1人
駒澤大学合格 2人
専修大学合格 5人
茅ヶ崎高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 0 or 1人
青山学院大学合格 0 or 1人
立教大学合格 0 or 1人
中央大学合格 0 or 1人
法政大学合格 0 or 1人
明治学院大学合格 2人
日本大学合格 4人
東洋大学合格 2人
駒澤大学合格 2人
専修大学合格 5人
深沢高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0 or 1人
明治大学合格 0 or 1人
青山学院大学合格 0人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0 or 1人
法政大学合格 1人
明治学院大学合格 2人
日本大学合格 5人
東洋大学合格 1人
駒澤大学合格 2人
専修大学合格 6人
藤沢清流高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 0人
青山学院大学合格 0人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0人
法政大学合格 0人
明治学院大学合格 1 or 0人
日本大学合格 2人
東洋大学合格 1人
駒澤大学合格 1 or 0人
専修大学合格 2人
藤沢総合高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 0 or 1人
青山学院大学合格 0人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0 or 1人
法政大学合格 0人
明治学院大学合格 0人
日本大学合格 1 or 0人
東洋大学合格 0人
駒澤大学合格 1 or 0人
専修大学合格 1人
茅ヶ崎西浜高校
国公立大学合格者数 1 or 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 0人
青山学院大学合格 0 or 1人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0人
法政大学合格 0人
明治学院大学合格 0人
日本大学合格 4人
東洋大学合格 1人
駒澤大学合格 0人
専修大学合格 1 or 0人
寒川高校(HPにデータなし)
国公立大学合格者数 0人
早稲田大学合格 0人
慶應義塾大学合格 0人
上智大学合格 0人
東京理科大学合格 0人
明治大学合格 0人
青山学院大学合格 0人
立教大学合格 0人
中央大学合格 0人
法政大学合格 0人
明治学院大学合格 0人
日本大学合格 0人
東洋大学合格 0人
駒澤大学合格 0人
専修大学合格 0人
「もし100」データからわかることと感想
・国公立は偏差値上位校からしか狙えない!?
ご覧の通り、偏差値上位校からではないと、国公立大学への進学は難しくなっています。学力向上進学重点校やエントリー校からってことですね。
茅ヶ崎西浜高校からも県立保健福祉大合格者が1名出ていますし、一昨年ぐらいですかね、藤沢清流高校から8名の国公立大学現役合格者が出た年もありました。ですから、どの高校からでも「国公立絶対に100%無理!」という感じではもちろんないのですが、厳しい状況に変わりはありません。
『3年制の公立高校から国公立大学への進学が難しい3つの理由』でも申し上げていますが、学校進度や場の空気感、本人たちの勉強への姿勢がその結果に結びついているのだと思います。
「どうしても国公立!」というご家庭は、上記の通り、高校受験(や中学受験)からその戦いが始まっていることを知っておきましょう。ただ、親の一方的な想いだけではなくて、子ども本人が行きたいと思っているかどうかが重要ですよ。そのためにも、先の世界を見せてあげることを頭に置いておいてくださいね。
・大学一般入試難化の影響
一昨年から、大学一般入試難化のニュースが飛び交っていますね。国の補助金を巡る定員厳格化の影響で、特に文系の私大の合格難易度がぐっと上がっている現状です。
ただ、逆に推薦入試やAO入試の合格難易度は易化しているような印象を受けます。こういった受験方法には、大学側にとっても「当学を第一志望で受験してくれる学生が早めに確保できる」というメリットがありますからね。今後もこの流れは続いていくでしょう。
例えば、茅ヶ崎西浜高校の日大合格者数が多いのは、指定校推薦枠の多さも関係しています。しっかりコツコツ2年半(1年頭から3年夏まで)を過ごすことで、一般受験では難しいレベルの大学に合格することもできるわけです。
・元気系より真面目系の方が合格実績がいい!?
まずはこちらの素敵な高校一覧図をご覧ください。
僕の実感値で、「元気」と「真面目」な雰囲気で各高校を分けているのですが、湘南と翠嵐然り、大船と七里ガ浜然り、SOFTSの中然り、情報をまとめていく中で、どちらかというと真面目な学校寄りの方が大学合格実績をあげていることがわかりました。
真面目な学校って、元気な学校に比べるとロケーションも落ち着いていて、受験生からの人気は落ち気味なんですけどね。やっぱりその分流される子も少ないということでしょうか。物理的な勉強時間の確保、大事ですからね。
また、中堅校に関していえば、このご時世、リスキーな一般勝負の子の結果が読みにくくなったことも、影響しているかもしれません。推薦が多い=内申点獲得している=コツコツ真面目に頑張れる子が多い、一般勝負=内申点持ってない=やるときはやる元気な子が多い、という解釈もできますかね。どうですかね。
例えば近年の鶴嶺高校のように、行事を減らすなどして勉強時間を確保しようとする学校も増えてきました。たしかに、それで受験者数は減るかもしれませんが、校内の雰囲気が良くなるということであれば、良い改革案になりうるのかもしれません。
ただ、行事が減るのは生徒側からすると寂しいですよね。「いやいや、行事いくらあったって真面目に勉強しますよ!」というのを背中と結果で見せるしかないようです。
・大学合格実績がすべてではない
ここまで散々大学受験について書いておきながら、おいおい最後にそれかよというお声をいただくかもしれませんが、事実です。
大学合格実績も、その高校の特徴の一つです。アクセスや雰囲気や先輩やそこにいる人や行事やロケーションといった学校選びの一要素です。前述の通り、どこに行ったって、たとえどこにも行かなくたって、あなたの頑張り次第で、大学には行けるのですから。
それよりも、総合的に、あなたに合う高校選びをすることが大事です。自分の考えや思惑や好きな感じと一致した学校選び。上記のデータはその材料の一つとしてお考えくださいね。
あなたの人生の正解は、他の誰でもない、あなた自身が決めるのですから。
あ、ちなみに100人にしていない実数値はこちらでも確認ができます。
今回も長々と失礼しました。次回は、学力向上進学重点校縛りで参ります。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
どんな情報だって、どうやって使うかが大事だもんね。
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