塾業界では有名な教材「全国入試問題正解」。
その名の通り、全国の高校入試問題が掲載されている本です。うちの塾では、ある程度の高校を目指す子達には、これをピックアップしてガツガツ解いてもらっています。理由としては、進学校といわれるような学校に入った後も、自力で考えて学び成果を残す学力をつけてほしいからです。
「え?神奈川県の問題じゃその力ってつかないの?」って。ごもっともな質問ですね。
昔、「神奈川県の入試問題は沖縄に次いで簡単」といわれるような時代もたしかにありました。でも、今は違います。公立高校入試の文字数はナンバーワンといわれていますし、選択問題ですが思考・判断・表現力を問う素敵な問題も多いです。難易度もそこそこ高いです。
でもね、世の中にはもっと難しい問題や面白い問題もありますし、神奈川県はある程度問題のパターンも決まっているので、対策がパターン演習になっちゃう恐れもあるんですよね。それで点数が取れるようになっても、本当に学力がついたとはいえません。
実際、神奈川県の数学の問題傾向が変わった年、ガクンと平均点が下がったという事例がありました。例えば、みんなしてサイコロ2個の確率の対策してたから、カードの確率問題になった瞬間に手が動かなくなる、みたいな感じですね。そんなこんなでは、多種多様な問題に挑戦しなければならない高校数学で詰んでしまいます。
そうならないためにも、全国の猛者たちが待つ入試の荒野へ、武者修行に旅立つというわけです。今年から実施校が増えた特色検査対策にも良いですしね。
というわけで、早速入試全国統一への道シートを作成。
早くもいくつかの県を制覇した猛者もいます。今後が楽しみです。
ただ、これ、だいぶボリューミーなので、情報の取捨選択が大変です。全県制覇!ももちろんいいですが、ある程度の問題選定や、時には「二次関数の問題だけ通しで」という風に柔軟に使うことも必要かと思いますので、困ったらお通いの塾に相談してみるといいかもしれません。もちろん、僕の方にご質問いただいてもオッケーです!
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
戦いの火蓋はもうとうに切って落とされているぞ!
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