どこかの国の大学入試における英語民間試験のゴタゴタを簡単に解説する


ある日、王様は言いました。


「あのさ、大学行きたい人は、みんなワシの友達が作る英語4技能の試験受けて、合格点取らないとダメね」


もちろん今までもその試験を入試に利用していた大学や人は多くいましたが、王様はそれを「共通」にしようとしたのです。


その決定には、大学側や学生、先生たちから、反発の声が多く寄せられました。ちょっとその声たちに耳を傾けてみましょう。


「共通の試験にするのなら、受験する人たちの住んでいる場所や経済力による有利不利の差は、極力なくす必要があるでしょ!でも、その試験の会場は大都市が多く、離島やへき地の生徒は不利じゃん!公平じゃない!」


「え、所得が多い家庭の生徒ほど、練習のための受験を重ねられて有利ってことでしょ。公平じゃないじゃん」


「そもそも4技能って測れるの?テストの内容って大丈夫?スピーキングのテストの時とか隣のブースから声が聞こえてくるって聞いたんだけど…」


「スケジュール的に無理ない?」


「単純に受検料高いわ」


「なんかよくわからんわ」



それだけではありません。共通にすることで、実施する側にも問題が出てきました。英語4技能の試験を準備する、王様の知り合いの人たちも慌て出します。


「え、共通テストになるってことは、めっちゃ人が受けるってことでしょ?いやいや、会場とかどうすんの?日程も選べるほど候補出せないよ。予約もすぐいっぱいになっちゃうYO」


中には、「うちはその知り合いの中に入ってましたけど、試験提供するのやめまーす」なんてところも出てきました。




また、「え?僕たち浪人したら予約締切過ぎちゃうんだけどどうすりゃいい?」という現高3生や、「え?ここの大学は民間試験使うってさ!」「こっちは使わないってさ」なんていう情報が錯綜し、ますます教育現場は混乱しました。




そんな混乱の中、王様の側近である大臣がこんな発言をしてしまいます。


「身の丈にあわせて頑張ってもらえれば…」


これに対し、反発の声が急増。




そんな世論にも押され、お城の中でもゴタゴタが続いてどうしようもなくなった王様は、「民間試験導入は延期!」の号令を出します。



めでたし、めでたし。



ではありません。




「おい、それに向けて準備してたのに!!」という業者や学生や先生たちも多いわけです。失われた時は二度と戻っては来ません。




それに、もう、気付いている人は気付いているのです。



「え、民間試験導入は伸びたけど、センター試験は変わるんだよね?民間のテストは導入しないけど、大学入学共通テストの出題傾向は変わるんだよね?」


「これからはリスニングの配点がめっちゃ高くなるんでしょ。準備しとかなくちゃ」


「なんかバタバタしているけどさ、今まで通り、英検二級持ってれば、英語の試験免除って大学もあるでしょ。民間試験は受けといたほうがいいよね」


「これからは日本人が減って海外からどんどん人が来るだろうから、英語4技能が大切になるのは間違いない。でも、大人がやれてないことを僕らに押し付けるのはやめてほしい」





結局その国は、ゴールのテストだけ変えても仕方がないと、民間の協力も仰ぎ、小中高といった根本の教育改革の練り直しを進めました。


そして、国内だけではなく、世界中で活躍する人材を輩出し、また一人一人の幸福度が高くHAPPYに暮らしている国のモデルケースとして、世界から注目を浴びる「教育大国」となったそうです。


その変化した教育の中身については、また稿を改めることとしましょう。




さて、日本はどうなるでしょうか。




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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。

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