第三回勉強犬作文祭への沢山のご応募、ありがとうございます。テーマは「短歌」でした。
公表できるものも、こっそりのものも、楽しく拝見させていただいております。勇気や熱をもらえるものもいっぱい。有難いことです。少し間は空きましたが、引き続き募集中です。
今私の目の前にあるこの未来は他の誰のものでもない
あの夜に
渡せなかった「ごめんね」を
「ありがと」にかえ
届けてみせる
Sound of Heartさんの作品です。小さな夜の片隅の大きな決意の物語。
あなたみて もうやめたらと 決意して 声をかけると 目覚ましの音
はまちゃんさんの作品。親の想いと子の想いとその接点をちょっとだけコミカルに。
また明日
響いた声と
霞む空
願い叶えど
明日はまだ来ず
空が霞むのって春がきた証拠なんですよね。
白い息追い越し過ぎる誰が背中 響く発車のベルファンファーレ
鳳泉さんの作品。ブログを貼っておきます。格好いい歌で、読むたびテンション上がります。
孤独+孤独=仲間 ワンチーム 明日はまた敵 トライアゲイン
図書館やカフェで生まれる妙な連帯感ってありますよね。
がんばりの答え合わせをするようにマークシートを塗りつぶしてる
塾講師兼短歌師の.原井先生の作品。さすがの一首ですね。「がんばりの答え合わせ」っていいなぁ。
学ぶことの先に君の大好きな世界がちゃんとあるということ
いつだって どこでだって 学びは生まれる 世界はいつも 君の味方だよ
学ぶもの 孤独を愛し 戯れよ 想い叶うは 静けさの先
背を向けず ひたすら距離を とった君 僕のボールが 届くようにと
茶柱さんの作品。あえて距離をとって成長を見守っている様子ですかね。優しさと強さを感じますね。
行き先は 何処かと聞かれ 君の名を 口にするたび 「わたし」になれる
こちらも茶柱さんの作品。願いや希望もその人の一部なんですよね。この歌に関しては、そこに乗せた想いもメッセージいただいております。
行き先は、何処かと聞かれ、皆んなが本当に答えたいのは、「じぶん」ですね。 受験を通して、それを知れたのなら、受験を経験して、そこに向かっていこうと思えたなら、それでいい。 大人になっても、相変わらず、未だ、そんな「じぶん」に辿り着くための道の途中です。 その名を口にする声は、時に強まり、弱まり、 聞こえなくなったり。 なにも、口にできなくなったりもする。 呼ぶ名を変え、まだ、慣れない名をひとつ、ひとつ、呼んでいくことから、「わたし」を確かめている人もいる。皆んな、そうやって、一番そばにいるのに、一番遠く感じてしまう「じぶん」にはじめて辿り着こうとしている時ですね。誰にも奪われることはない、2月のその日まで、与えられた時間はあなたたちのもの、そう願っています。
どうかみんなが今まで見たことのない自分に出会い、成長できますように。
明日の風 自信に満ちて 結果出る 勝ちという名の 一筋の道
おのゆーさんの作品です。「やることやったぜ!」と強い気持ちで本番が迎えられるといいですね。挑戦すれば、たとえそこで勝ちが貰えなくても、「価値」のあるものになりますよね。なんてうまいこと言ってみました。おのゆーさん、ありがとうございました!
学ぶのが上手になるとやさしさに気がつきやすくなるみたい
勉強をして世界が広がると、今まで気付けなかったことに気付けるようになる。なんだかそれは学ぶことの一つの意味であるような気がします。学びがやさしさに、ひいては強さになりますように。
言葉は時に誰かを癒したり勇気づけたりする魔法の道具になります。「学火」の言葉たちが、いつかどこかで誰かの心に熱く燃え盛る炎や優しい温かさをプレゼントできたら幸いです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
まだまだ募集中です。あなたの想いも、言葉にしてみませんか。
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