今年もこの時期がやってきましたね。
本日は全日制の受験データを一緒に見ていきましょう。データ自体はこちらのリンクから確認することができます。
まずは一枚目。出題の狙いについてです。
2020年度高校入試 出題の狙い
赤線を引いたところが昨年からの主な変更点です。内容見ても分かる通り、特段大きな変更点はないのですが、数学は問題を見た瞬間に驚かれた受験生も多いのではないでしょうか。
次に平均点を見ていきましょう。
2020年度高校入試 平均点
こちら、「合格者」の平均点です。合格者平均点5教科の合計は288.3点。
昨年が
英語 49.8
国語 59.1
数学 50.3
理科 61.3
社会 42.5
の計263.0ですから、20点以上も差があるんですね。教科ごとで見ても、英語と理科が多少下がっている割に社会がドーンとアップしています。全体的には易しくなったと言ってもいいでしょう。上位層は差がつきにくくなりますが、その分特色検査が厄介でしたからね。
2020年度高校入試 教科別得点分布
続いて、各教科の得点分布です。何点とった人がどれぐらいいるかという表ですね。
偏差値別の得点分布と照らし合わせて見てみると興味深いですね。やはりできる人とできない人の差がつく英語と差がつかない数学という構図は、今年度多少の緩和はありましたけど、この先も続いていくんでしょうね。
最後は、各教科の問題の正答率を見ていきましょう。
2020年度高校入試 正答率
各教科の細かい分析は、また今年も図を作ろうと思うのでその際にしていければと思います。
ただ、やっぱり注目の数学だけはじっくり見てみましょう。以下の昨年の図と比較するとよくわかります。
昨年の数学は正答率が10%を切る「みんなできない問題」が多く、できる人とできない人の差がつきにくかったんですよね。上記の通り、今年もその傾向はありますが、「みんなできない問題」の数が3つと減った分、できる人とできない人の差がちょっとだけ広がりました。それにしても今年の大問6のウ、正答率0.5%の問題ってやばいですね。時間が足りなかったことが大きな要因でしょうか。
どんな問題か確認したい方はこちらへどうぞ。
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ここからいろんな角度から中身を見ていきたいと思います。
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